procyon 曰く、

読売新聞の記事によると、半導体エネルギー研究所が薄いプラスチック基板上にCPUを形成することに成功したそうです。日経BPなどにも記事がありました。日付を見ると、ちょっと古いストーリーかもしれません。
基板上に薄膜トランジスタを形成する際に高温となるため、直接プラスチック基板で回路を形成することができませんでした。そこで一旦ガラス基板上に回路を形成し、できあがった回路をガラス基板から剥離してプラスチック基板に貼りつけることで、プラスチック基板上に回路を乗せたそうです。ガラス基板上に回路を形成する技術はこちらの記事に書いてあります。いままでにも転写方式でプラスチック基板上に回路形成をしたことはありましたが、CPUのような複雑な回路で成功したのは今回が初めてとのこと。ちなみにこのCPUは13MHzで動作するようです。
薄いということで、省スペース化・小型化に貢献できそうです。曲がるということですが、耐久性の方が気になるところ。

procyon 曰く、

過去にプロバイダのメール保存義務を検討という記事がありましたが、asahi.comの記事によると法整備要綱案ができあがったようです。捜査当局が必要と認めた場合には差し押さえに備えて、裁判所の令状なしに最高で90日間のメール保存命令が出せるそうです。保存義務が生じるのは送信者や通信日時などの情報で、本文は対象外となる模様。情報漏洩の危険もあることから、差し押さえの必要がないと判断した場合はその時点で要請を取り消すよう義務づけています。またコンピュータウィルスの作成・提供・所持にも罰を科すようになるようです。こちらはYOMIURI ON-LINEにも記事があります。必要と判断した場合というのが曖昧さを残しているような気がしますが、必要ないと判断された場合は直ちに取り消す義務が明記された点、保存するメールの範囲が明記された点は進歩したところでしょうか。

procyon 曰く、

日本経済新聞によると、NTT東西がIP電話事業に参入し、10月にも法人向けにサービスを提供する模様。IP電話同士は無料など通話料は他と同程度になるようですが、利用する回線数に応じ月額料金を徴収するようです。独占状態にならなければいいのですが・・・

procyon 曰く、

asahi.comの記事によると、通常は2年程度かかるとされる観賞用桜の苗木作りを1ヶ月でする技術を日本製紙が完成させた。ユーカリを増やすバイオ技術を応用し、いままで困難とされてきた挿し木の方法で桜を増やせるようにしたそうだ。また、いままでの方法では3メートル程度まで育たないと花が咲かなかったが、この方法だと1メートルまで成長すれば花が咲くため、屋内や鉢植えでも桜が楽しめるようになる。どこでも桜が咲き乱れる国になる日が来るかも。