riotの日記: ベンチャー? 4
とある社長がLinuxのファイルサーバを売ると言い出す。
この社長さんは、ウチの社長様が副社長を兼任している会社の社長様。
曰く、Window$2000はライセンス料が高くて、顧客は金を出してくれない。
特にMacintoshとの共有が問題(金かかるから)だからLinuxなんですと。
当然のように無謀だから止めてくれと言った。
あなたを含めて皆、Window$でならネットワーク組めるかも知れません。
しかし、ネットワークの技術的なことを少しは説明できるのですか?
インストールすればすぐに運用できると思っているのですか?
商品にするには、検証テストを繰り返さなくては絶対問題に対応出来ませんよ、と。
しかし、営業力を誇る(自称)彼は仕事を取ってきてしまう。
僕が反対していたからか、身近に居たLinuxを使っていた人に作業を頼む。
1度目はものの見事に失敗。結果Window$2000での運用に変更。
そして2度目、Linuxサーバの設定をしていた人は別の業務で手一杯。
納入した先から動作不能の報告。
とうとう僕に調査依頼がやってくる。
はっきり言って、僕は自社のLinuxサーバの問題も解決出来てないくらいタコなんですけど!
経験不足もいいところで、ろくな調査は出来ないと思いながら出向く。
しかし、
・管理者のパスワードが変えられてる
・ユーザのディレクトリがことごとく消されている
等の謎の状態。特定のPCからはPingも返ってこない。
結果、その場での修正は不可能と判断。サーバを持ち帰る。
「いつまでかかりそう?」と聞く社長。
分からないとしか答え様が無い状況なんですけど・・・。
「頼むよ~、何とか」と泣きつく社長。
来週は本業で手一杯で、今週は今日で終わり。
ってことは、休日に手伝えってことですか?
今回のことで、本業に丸1日以上支障が出てるんですけど。
ていうか、僕はあなたの会社の社員じゃないんですけど?
「ウチや副社長の会社は、ある意味ベンチャーだからさ~」
「みんなで頑張って、幸せになろうな~」
「やっぱり現場、実践あって覚えられるもんだろ~」
誠意も説得力も全然感じられません。
こんな人が、これからの社会はITがどうのと言ってることが恐ろしいです。
「頼むよ。これが上手くいかなかったら、おれただの詐欺師だからさ」
これじゃみんな不幸です。
顧客も会社も社長も社員もみんな。
「ベンチャー」を辞典で引くと「冒険」ってあります。
冒険は冒険でも、無謀な冒険する人や、冒険を強要するのは良くないと思います。
付き合いは悪くない方の(はずの)僕も、そろそろ付き合い切れなくなってきました。
応援 (スコア:1)
もちろん、いくつか取りうる方針はあるですが、腹づもりは決まっているのかな。
・仕方がないので救いの手を差し伸べてあげる
・忙しいので適当にうっちゃって仕事はしてあげる
・個人的に超過料金をふんだくって仕事してあげる
・やめる
なんにせよ、苦労なされているですの(;;)。がんばってくださいです。ボクもがんばるです・・・。
-------- SORAMINE Yukino
応援ありがとう (スコア:1)
僕は、soramine君の日記などを見て、あぁ、僕だけじゃないんだなと思っていたもので。
幾つかアドバイスを貰いましたが、多分休日出動(勤ではなくて)になるでしょうね。
日記を始めたのも、セミナーを受けたのも全て、絶対こんなことになるだろうと思ってのことでしたしね。
もちろん頑張りますよ。
技術だけでなく、色々なものを身に付けるためにもね。
soramine君も頑張って下さいね。
#多分、僕よりも全然若いと思われるので『君』と呼ばせていただきました。
ユーザが何かやってるんでは (スコア:1)
#/.でサポート請負募集の広告でも出して見ますか?
ユーザが何かやってるんでしょうねぇ・・・。 (スコア:1)
その(顧客の)会社にはLinux関連の書籍があったようなので。
もちろん「再起動くらいしかしていない」と仰られていましたが。
仰る通り、普通はその様に配慮するものなのでしょうけど・・・。
僕自身素人同然ですし、社長様はWindow$しかご使用になられていないのです。
スーパーユーザのパスワードが絶句するようなものでしたし。
ですが、普通はそうするという情報は助かります。
どの様に対応するべきか、調査範囲が絞れますものね。
出来るだけ頑張って、やれることはやってみようと思ってます。
サポート請負募集は止めておきますね。
株式会社とは名ばかりの個人商店の社長様のお相手は、基本的に無償でありますし。