riverの日記: ギリシャ 4
先週末あたりからKhan Academyがギリシャの経済危機を解説する動画を投稿している。
今のところこれとこれとこれとこれの4つ。
問題の難しさと重大性を解説する動画だけでなく、コメント欄の議論も(ギリシャ人の書き込みもあるなど)面白い。
仮に独自の通貨でやってる国であれば、金を刷って払えば良かった。インフレもそれほど酷いインフレにはならず、支払い義務の価値を額面に対し下げることになるので好都合。
緊縮財政はギリシャ世論の受けが悪いというだけでなく、不況を悪化させるものであり、実際この数年EU諸国からのbailoutと引き換えに緊縮財政を強いられ続けて経済が悪化してきたという事情がある。つまりドイツ人などからすると助けてほしいならタダで甘えてないで痛みを伴えという気持ちだが、ギリシャからするともう十分緊縮で苦しんできたのであって、これ以上は社会が持たない。お説教を受けてる場合ではないのだということになる。
ユーロ離脱では離脱後の交換レートの動きを見越したユーロの引き出し騒ぎ(これは実際もう始まっている)で銀行が破綻するなど経済が崩壊する。
どちらにせよ経済の崩壊から情勢不安となり急進派の台頭などが予想され、ヨーロッパの歴史に照らせば小国の崩壊から波及して世界大戦などが引き起こされてきたのであって深刻だと。
記憶に残ったところではこんな話などをしていたと思う。つまりEU諸国が緊縮財政の要求をせずにギリシャを救済するしかないだろうということかな。
あと、ユーロ離脱の場合EUは国を見捨てるんだというシグナルとなるので、ギリシャの後に控えているポルトガル、イタリア、スペインなどのやばい国々に対して利子が厳しくなるなど、連鎖的に危機が起こる可能性を高めてしまうというような話もしていたな。
金を刷って払えば良かった (スコア:0)
> 緊縮財政はギリシャ世論の受けが悪いというだけでなく、不況を悪化させるものであり、
金を刷って払えばいいのに緊縮財政とか増税とか言ってる国がこちらになります
Re:金を刷って払えば良かった (スコア:1)
中野剛志さんや三橋貴明さんなどが盛んに言ってますよね…
Re: (スコア:0)
結局、誰かが借金を払わないといけない。円の価値を下げて払うのならば、国民にとっては円資産や可処分所得の相対的な価値の低下で払うようなもの。資産は円以外に移すことができるけど、可処分所得は円でもらっている限り、低下を防げない。資産のない人ほど物価上昇の影響を回避しにくいということは、資産のない人が借金を払っていることになる。
そういう状況だと、家賃が高騰して、街中にホームレスが溢れたりするんだろうな。だったら、富の再配分を少しは期待できる税金の方がマシだよ。
Re:金を刷って払えば良かった (スコア:1)
日本の方は、デフレ対策として増税などへの反対を唱えている人がいるという話ですね。
ギリシャの方は、インフレになると給付金の額面を保ったままで減額と同じ効果がある(が額面が減らない分国民の不満はまし)のと、ドラクマ建ての借金の実質も同様に下がるという利点があり、現状から言ってハイパーインフレになる可能性も低いから、この難局では給付などを刷って払うという解決が(ドラクマでやってる国だったら)ありえた、というような解説だったと思います。