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映画

route127の日記: 12月・1月に見た映画(一部11月も)

日記 by route127

熊川哲也 Kバレエ カンパニー『眠れる森の美女』in Cinema
前売りまで買って観に行った割にあまり印象に残らなかった。

きんいろモザイク Pretty Days
TVシリーズだと面倒くさい女だなーという感じだったあややを主人公に据えて1時間かけてその内面を掘り下げる話でした。
金髪でも幼馴染でもない自分はの友達なのかと一人思い悩むところから中学時代の回想に。
そういうわけで金色成分は少なめ。
しかし全寮制の私立蹴って県立高に入学しちゃうところはアホかと思ったけど、多分私立高入学しても性格的に躓きそうではある。
ところできんモザは習志野市アニメの印象があったのだが佐倉市も舞台だというのを背景の路線バスで気付いた。
京成線が出てくるシーンも割と多いので割とのりもの映画。

劇場版 艦これ
最近4DX版の上映が始まったが秋に公開されてたほう。
見ていてふいにトランスフォーマーの事を思い出したりした。
なんでセイバートロン星人は自動車とか飛行機に擬態するのかといえばそれは玩具の都合なんだろうけど、もし彼らが地球の機械(や生物)に擬態せず異星文明であることを剥き出しだったら親近感は湧いたただろうか?
その延長線上として艦これも女の子とメカという使い古された組合せではあるにしろそれを必然とする世界観を示そうとしたのがこの映画だったのではないかと思えた。
別にそんなことをせずとも作品寿命まで適当に押し切ることもできただろうところを敢えてそうした姿勢は評価したい。
少なくとも萌えミリを好いていながらそうすることについてやましさをも感じてしまう自分にとっては頼もしく感じられた。
あるいは一之瀬の2015年の著作、戦艦武蔵の終章(pp.279-280)の一節、

艦これの武蔵はゲームの世界で姉妹艦・大和たちとともに謎の敵「深海棲艦」と戦うが、そこでこの戦いはいったい何のためだとか、七○年前の実際の戦争の意義をどう思うかなどについては絶対に語ることがない。それは畢竟、現時点での消費者たちがそういう物語に興味がないか、もしくは嫌っており、したがって商売にならないと開発者側が考えているからだ。(後略)

に対してそれを部分的であっても否定してみせたことは痛快ではあった。
あと竹達が肉焼いてた。
4DXだと肉の匂いするんだろうか。

ジャック・リーチャー NEVER GO BACK
予想外に面白かった。
トムクル退役憲兵少佐が世直しする話で寅さんと水戸黄門足して2で割った感じ。
寅さんは文通で女性将校と心を通わせたりはしないか。
最近はSONYデンゼルの『イコライザー』とか、そういった痛快世直しものの流れな印象。
主人公が憲兵ってのも地道にエピソードを重ねて人物造形しているからこそ可能な設定で、そこまで余裕がないと元特殊部隊とか分かりやすくて派手な設定に頼ってしまいがちに思える。

モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ
ポスターがスタンドバイミーなやつ。
金子志津枝だったのね。
最近はファンタジスタドールとかがをられとかフッズでの仕事が多い印象があったが
モンストというと織田信長と明智光秀のTVCMが印象的だが、映画もその精神は一貫していてモンストは人間関係の一手段なのが新鮮だった。
ただソシャゲ世界の再体験ではなくてソシャゲをソシャゲとして描くというのはよく考えれば「ソシャゲ」としては当然のような気もしてくる。
そう考えると.hack//SIGNなんかはソシャゲアニメと言っても良さそう。
あとなんかムック類が充実してる印象。(東京ニュース通信社、キネ旬)

ドント・ブリーズ
アメリカ映画に出てくる退役軍人によくあるパターン。
「犯さないけど孕め」のくだりはアメリカ的父親像というか家族至上主義のひとつの末路なのだろうか。
ところでこれはSONY映画のはずなのだが冒頭で窃盗犯グループが下見に使ってたアクションカムがSONY製ではなくGoProだったような気がした。
また、ヒロインのてんとう虫の刺青で当時見てたブレパンのみくにゃんが描いたを思い出した。
てんとう虫のモチーフはジョジョ5部にも出てきたし一般に西洋世界ではてんとう虫は縁起物なのか。

ポッピンQ
東映系のTJOYにポップがあったりするのを見てはいたが「別に俺が見る映画じゃないな」と思ってスルーしていたところTVで事前番宣を見てしまい心変わりした。
主人公が小湊伊純(いすみ)で声が瀬戸麻沙美とくればいくら舞台は高知と言い張っても千葉アニメであることは明白であった。
製作委員会にサミーも入ってるし。
しかし東映60周年アニメというわりに宮本佳那子出てこないなーと思ったが今年のプリキュアED歌ってるそうじゃないですか。
5GoGo以来10年ぶり?
それはそうとキャラデザが黒星紅白なのだがやはり東映の女の子向けアニメなのでスパッツ着用なのかが気になっていた。
異世界に召還された直後は制服なんだけどポッピン族との身長差あるけどパンツ見えるんじゃないかと思ったらよく分からない理由で着ぐるみ着せられてた。
ジュエルペットサンシャインだと人類はタイツ着用で自衛してたがそこまでスマートな展開ではなかった。
まあパンツセキュリティ以外にも作画の作業量を減らしたいがためだったのかもしれない。
予想外だったのが瀬戸麻沙美の演技を見に行こうと思ってたのが途中からメガドラ応援してたこと。
ダンスの下手な井澤詩織というところで完全にセハガのスペースチャンネル5回がフラッシュバックしてしまった。

こころに剣士を
独軍従軍経験のあるエストニア人が経歴を隠して田舎の小学校に赴任するのにレニングラード仕込みのフェンシングで身元がバレてラーゲリ送り。
ラストバトルで田舎の学校を都会の学校に勝たせたいにしても、リーチ差もあるし全体的に説得力が不足しててご都合主義感がある。

ソーセージ・パーティー
ソーセージチンポが切れ目パンに挟まりたいCGアニメ。

ヒトラー暗殺、13分の誤算
ヒトラー暗殺犯は単独犯だと確信してるんだけど相当は背後関係知りたがってるしネーベ困っちゃう。
主人公が鉄工所で働くシーンでX-MEN:アポカリプスでファスベンダーが正体を隠して働いてる鉄工所思い出した。

ヒトラーの忘れもの
デンマーク東海岸で地雷除去するドイツ軍捕虜の少年が次々死ぬのだが、地雷の威力がシーンごとにバラついてるような気がする。
皿型地雷で両腕吹き飛ばされるのは妥当な表現だとしても、双子の片割れが跡形もなく吹き飛ばされるのはちょっと引っ掛かる。
単純にミンチ肉集めを描写しなかっただけなのかもしれないがそもそもそんな威力の地雷を人間の体重くらいで作動するように仕掛けるものだろうか。
両腕失くした子も後送された病院で死んじゃうのだがドイツ人だから手当てしてもらえなかったんだろうかと思ったが、映画が進むにつれ再登場描くのが面倒になって始末されたんだなという感じに。
イラン映画の『亀も空を飛ぶ』の副主人公が両腕もげた地雷処理少年だったのが印象に残っててそのあたりが気になってた。
映画のメインは皿型地雷の処理なのだが他にも跳躍地雷とか色々出てきはするが特に詳しい説明はない。
ラストシーンもなんか結構無理ないか?
戦後すぐだからデンマークドイツ国境ガバガバなんだろうか?

パシフィック・ウォー
テニアン島への原爆輸送の極秘任務を帯びた米海軍の重巡インディアナポリスと日本海軍の回天搭載潜水艦伊58が繰り広げる息詰まる攻防、みたいなのを期待して行ったら見事に肩透かしを食らった。
同時期に上映されてたジャン・レノ主演の『スクワッド』とこれはパンフなんかも作成されないB級枠っぽい。
まあタイトルから既にB級臭はするのだが。
映画は実は3部構成になっていて第1部は45年3月の沖縄近海での海戦で日本軍機からの特攻を受けた後、サンフランシスコでの修理を経て、原爆輸送から撃沈されるまで、第2部はホオジロザメの遊弋するフィリピン海での漂流、第3部が法廷劇となっている。
潜水艦からの魚雷攻撃からの沈没と漂流シーンは昔小学校で給食の時間に見た『対馬丸』のアニメを思い出したが、向こうは筏からする大便にトビウオが群がるのに対して、こちらは漂流による体調悪化から吐き気を催して筏から首を突き出すと、吐瀉物がコマセになり、そのままホオジロザメに上半身ぱくぱくされてしまうのであった。
なんというかメガシャークみたいなB級映画感があって正直見てる最中は笑ってしまったのだが、後々調べると『ジョーズ』の主人公の一人にインディアナポリスの生き残り設定があるようで、そういった映画史を踏まえてサメのシーンを挿入したもので、一概に脈絡もなく紛れ込ませたというわけでもないのかもしれない。
ただ、クリントン政権下で漸く名誉回復がなされたマクベイ艦長とインディアナポリス乗組員を顕彰するという映画の性格を考えるとやっぱりB級な人達向けの展開な気はしなくはない。
元々ロバート・ダウニーJr.が権利保持してた頃(2011年8月2015年2月)から人の手を経るうちに脚本が変わったのかもしれない。
伊58艦長役がどうも竹野内豊に見えないと思ったら竹内豊だった。

ブラック・ファイル 野心の代償
アンソニー・ホプキンス出てきた。
ハイネケン』にも出てたし誘拐物に特別な情熱でもあるのか?
イ・ビョンホンが出てきたけど見終わってから思うと要するに「イ・ビョンホンは俺の嫁」ってことなんじゃなかろうか。

ホワイト・バレット
ブラックの後はホワイトで、というわけでもないが『ブラックファイル』と同じく医療ドラマと言えなくもない。
ジョニー・トー映画ということで見に行ったが今ひとつ刺激が足りなかったい。
リボルバを撃ち尽くしたところですかさず味方が拳銃を投げて寄こすとこなんかはカッコいいのだけど。
あとヴィッキー・チャオは広東語喋れるんだな。

アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男
アイヒマンを捕まえたのはモサドなんだけど、その居所をつかんだのは州検事局を率いる主人公バウアーだったらしい。
ドイツ政府内部にもナチ残党が巣食ってるのでしぶしぶモサドに話を持ちかけたそうで。
その後もナチの諸犯罪を社会問題として取り上げることに尽力したしたらしい。
主人公はユダヤ人だが父はドイツ帝国臣民として、自身は社民党員とあくまでアイデンティティはドイツ人としてのものであったことを強調して見せることはユダヤ人の問題ではなくドイツ社会の問題であるという意志の表明なんだろうか。
あと同性愛者描写が入って来るのは時節柄なんですかね。

アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場
ケニアの首都ナイロビでの英国人テロリスト捕獲作戦が土壇場で殺害に変更され、監視任務のみのはずであった米軍のリーパー無人機はミサイル攻撃を命令されるが将軍、閣外大臣、法務長官、政治家のすったもんだの議論で中々結論が出ない。
青島刑事が無人機パイロットだったら「事件は会議室で起きてるんじゃない!」とさっさとミサイル発射してたんだろうか。
デンマーク映画『ある戦争』では現場指揮官の大佐は虚偽の周辺状況説明による近接航空支援で発生した現地住民への被害の廉で訴追されるのだが、こちらの大佐も似たような感じで部下にミサイル攻撃時の周辺住民の致死率を低く見積もるよう迫る。
なんとか会議室の面々に攻撃を認めてもらおうと必死で部下もそれに気圧されてしまうのだが、そうやってはじき出した攻撃前の致死率にどれだけの意味があるのかについては吟味されない。
医者と患者の関係にも似ているが実際にミサイル攻撃される住民にしてみれば生きるか死ぬかの二つに一つなんだよな。
結局安全な会議室でリアルタイムに戦況を把握させられるものの、選択肢はあまり多くない彼らの拠り所である数字すら大した根拠はないように思える。
そう考えると現場で適宜判断した方が司令部の精神的負担も現場の待ち時間も少なくて済むけどその後の作戦の妥当性にケチがついた時を考えるとコストが高くなるんだろうか。
ところでこの映画はソマリアのイスラム過激派アルシャバブが出てくるのもあって『キャプテンフィリップス』にも出てきたソマリ人が英連邦側の工作員としてPSPgoみたいなので昆虫ロボ操作してた。

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目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond

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