route127の日記: 陳さん 1
日記 by
route127
九大の研究者情報見てたら陳に「つえん」と振り仮名してあった。
メールアドレスはchenだし「ちぇん」とか「ちゃん」とかならまだしも「つえん」とは何事かと思い調べていた。
以前「ジャッキー・チェン」の複雑な成り立ちの解説を読んだことがあったが、研究者の日本語表記の場合は俳優とは違って名乗る本人がある程度の日本語能力があるだろうし、本人がそう名乗った、あるいは綴ったと考えた方が自然なように思える。
とりあえず他にも「つえん」と名乗る陳姓の人が居ないか探してみたら福井大学に見つけた。
この人のプロフィールを見ると福建省人ということが分かったので、そこでようやく福建語で陳は「つえん」なのかも知れない、と思い至った。
ただ調べてみると福建省の生まれの陳さんはtanさんになるらしいんだよね…。
そんなわけで各地の陳の発音の聞き比べをして見たがどうも呉語の発音が「つえん」に近い気がする。
主観で各方言の音をかな表記に(強いて)してみるとこんな感じ。
粤語 つぁん
普通話 ちゃん・ちぇん
呉語 つぇん
閩南語 たん
客家語 ちぇん
福建省出身としても閩南語話者だとすると陳は「つえん」よりも「たん」に近くなってしまうのでなんかその辺の辻褄が合わない気がするが、ひとまず南方の発音だと陳さんが「つえん」さんにならないとも限らないとは言えそうな感じ。
ボインではなく (スコア:0)
日本人にとっては「qi」も「chi」も「ち」と聞こえるのですが、中国人にとっては全然別の音です。
ということで、日本語の「ちぇん」は、中国人には「qian」と聞こえてしまうので、
できるだけ中国語の「chen」の音に近い表記にしようと考えたのだと思います。
幸いにも日本語の「た行」には、ヘボン式ローマ字で書くと分かるように、3つの子音が混在しています。
「た、て、と」の「t」、「ち」の「ch」、「つ」の「ts」です。この中で、より中国語の「ch」に近い「ts」を選んだのでしょう。
そして、「つ(の子音)+えん」で、無理やり「つえん」という表記にしたのではないかと思います。