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日記

route127の日記: 奥様は深田恭子

日記 by route127

機械設計8月号の中尾連載は連載100回達成回だったらしい。
空飛ぶタイヤ公開後の号だから触れてるかと思ったけれど特に言及はなかった。
来月号で話題にするんだろうか。
気が済まないので2015年12月号を引っ張り出して読んでいた。

まあ映画も仕事を忘れて一市民として水戸黄門的勧善懲悪と割り切れば楽しむことはできなくもない(実際そうした)が、ラストも結局マスコミと金融が世の中牛耳ってることを確認して終わるので胸糞は悪い。
製造業に関わる平均的な技術者がこの映画を見て到底我慢できる内容でもないと思うのだが機械学会技術士会も特に声明を出すわけでもないし。
しかし今回の映画化も三菱自工の日産ルノー傘下入りのご祝儀なのかもしれないし、そう考えると東芝クレーマー事件も映画化されたりは…しないか。

話の内容は結局のところ財閥内部の銀行とメーカの主導権争いと銀行内、メーカ内の政治闘争だし、作者の興味はその辺のことにしかないのではあろうけれど後半の実名で内部告発したディーンフジオカの処遇とか男が死なないアウトレイジみたいな感じ。
そういった政治上の駆け引きの材料でしかないので、ホープ自動車のトラクタのクラッチハウジングの欠陥は「事実」で財務状況の悪化を懸念して「リコール隠し」を行ったという線で話は進むのである。
ただ、その割にメーカの財務が出てこないし交通警察の路線変更もあっさりはしている。
その辺は尺が限られてるから仕方ないところではあるのか?

普段ニュースを見ていて重要インフラでも事故原因が背景化されて政争の具にされるのなんて別に珍しいことでもないし、今更そんなことにいちいち落胆しないけど、やはり技術者としての人生を選んだからには原因を突き止めたい、突き止めて欲しいという欲求はある。
(そして自身の力不足を再確認する)
そこのところを中尾はきちんと詰めていて、材料の乏しい中で運輸安全委員会によるゆりかもめハブ破断事故からの類推で

フレッティング摩耗による隙間増→インパクトレンチによるホイールナットの過大な締付→隅部の引張荷重増→疲労破壊

というシナリオを提示し、それによりA型からF型まであるハブのうちD型に事故が集中していることの説明をして見せる。
実際に事故の原因究明に当った科学警察研究所も摩耗説で説明可能であることを把握していたものの、警察お得意の証拠のつまみ食いが行われ、裁判には提出されていない証拠がある由。
その際警察側の原因調査に当った伊藤は科警研を離れ今は山梨大なのだそうである。

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長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds

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