route127の日記: 塗り 4
玄光社の美少女イラストのリアルな肌の塗り方をパラパラ眺めていたら、前書きで
最近ではアニメやマンガなどで描かれるデフォルメされた描写と写実的なリアルな描写は、完全に切り離されたものではなくなっています。
とくに、美少女イラストの中に写実的な要素を加えることで、セクシーさやなまめかしさを表現する手法が出てきました。例えば、顔はデフォルメ、胸やお腹の表現はリアルに描く手法です。
あえて特定の部位だけをリアルに描くことで、一番見せたい部分を強調するテクニックとしても使われます。例えば、おしりを目立たせたいイラストの場合、その部分の塗り込みを拘ることで強調させます。
などとあって実感に反してはいないけど改めて文章にされるとなんか今の世の中的にアレだな、と思った。
この手の塗りのはしりとして石恵塗りが思い出される。
2008年のふたばの石恵塗り考察スレが再録されているがもう10年前なんだな。
世代的にフォトショップ世代なんだろうか。
Tonyの人もフォトショだった気がする。
入門書の多数派もphotoshopからSAI、CLIPSTUDIOと変わってきてる感じはある。
塗りが10年前より進化している事は分かるのだが、それを説明する語彙があまり進化してない感じがする。
カゲ色のぼかしの有無でアニメ塗り⇔エロゲ塗りみたいな区別は割と古くからあったけど、深夜アニメでも彩色作業のデジタル化でグラデーションが珍しいものではなくなってるし、そもそも「アニメ塗り」ぬりに若干のマイナスイメージみたいなものがある。
(マーカー界隈だとアニメ塗りでも「パキッとした塗り分け」みたいな表現が好まれる印象。)
さっきから何を気にしているかというと発見器周りでラノベ表紙の悶着があった時に女児向け絵といわゆる「萌え絵」の混同があり、ある程度は議論を混乱させるための意図的なものもあるにはせよ、語彙が最近の塗り技術の進展に追いつけてないことが原因のひとつであるような気がした。
露出度の有無とか乳のデカさのみでエロさの昂りについて説明しきるものでもないと思うのだが。
直近のアニメだとHJのえんどろ~とかでも
というのがあったが、塗りに関して言えば普段のりんしん作画HJアニメみたくハイライト入れてないというのは特徴的と言っていい所だと思う。
(他にも衣装の質感等の設定面、水着回では19世紀以前の水着っぽい伸縮性がなさそうな布とかあるけど)
逆に怪獣娘黒とかは隙があればデコルテラインにハイライトみたいな感じで「これ大丈夫なんだろうか?」と思いながら映画館で観てたが。
ただ怪獣娘でシコれるかというとその辺微妙な気はするし、それで余計混乱する。
他にも最近アズールレーンの絵柄として「少し昔のライトノベルっぽい絵柄」という表現を見かけて違和感があった。
悪気があってこういう書き方してるわけではないのではあろうが、古いラノベと今のラノベの塗りの違いを踏まえたもっと上手い言い方あるだろうかと考えると割と難しい問題であるような気がする。
視線の誘導 (スコア:2)
見るべき場所の解像度を、他より高くするという事かなって。
ある種の湯気や光については、見るべきか見ざるべきか、わからない、なにもわからない。
『2010年代の日本のライトノベルやアニメ』といっても、どうもピンとこないけど、スライムスレイヤロードの成り上がりみたいな感じなのだろうか。
表紙で映える絵、動画のそれ、ゲーム内で使いまわせる絵は、それなりに色々と差異が有るかもしらない。
さらにProcreate (スコア:1)
最小限のUIで、あの操作性はすごいと思うよ。そのうちMac版が出てくるに違いない。
Re: (スコア:0)
いつのまにかお絵描き系はiPadに集約しつつあるから
Mac版Procreateはでないような気がするな。
仮に出てもタブレット用CADアプリみたいに温度差すごいことになりそう。
AutoCADやSolidWorksがキーボードとデジタイザの併用に最適化されているように
Procreateはタブレットに最適化されすぎ。
まあとりあえず動くものはできるだろうけどさ。
客先でいきなりDWG出されてiPadで修正してとか言われたら発狂するわ。
リアル? (スコア:0)
言いたいことは分かるけど、それはリアルと言ってはいけない気がする。
リアルがデフォルメに対する語であるならば、リアルではなく、また別の方向のデフォルメだと思う。