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日記

route127の日記: 成瀬歯車 4

日記 by route127

T-34が超信地旋回できないのを初めて知ったが、変速機とか駆動系の問題でそもそも出来ないのか、出来るけど履帯が抜けて壊れるとかなんだろうか。
技能講習で重機乗った時も信地旋回せず必ず緩旋回しなさいと言われた覚えがある。
今の油圧モータ駆動の重機を前提に考えると信地旋回も超信地旋回もそこまで難しい機構でもないような気がするけど(実際はどうかわからん)、当時だと油圧機械もそれほど発達してないし変速機の設計からしないといけないのか。

そういえば去年の今頃、歯車の大家として知られる成瀬政男が千葉県の人、安房北条の人だと知った。
成瀬の名前自体は割と昔から知ってて、確か大岡山の東工大博物館ガンダム)にも展示があったような覚えがある。
フィリピンの山下財宝で知られる山下将軍がドイツ視察の折(昭和15年?)「未知の成瀬歯車が使われている」云々電報を送った旨読んだ記憶があるし当時から有名だったのだろう。
そしてその頃日本では転位歯車がまだ知られていなかったらしい。
成瀬は自身も戦争中に灌漑ポンプ用歯車の現場歯型修正に関わる等フィールドエンジニア的な活躍も見せていたらしい。
一方で教育者でもあったらしいのだがあまり教育方面の研究については進んでいないようである

自身の学生時代を思い出すと機械科は電気科や土木科に比べて数学に弱いと思われがちなところがあったが、機構学やら歯型理論なんかはもうガチガチの解析幾何学で、ひとつひとつ見て行けば高校数学で見たような三角関数なのだが、それが群れを成して襲い掛かってきて訳がわからなくなってくる。
丁度機械設計の新年号歯車の設計計算が特集されているのを見ると最弱断面を求める為に超越方程式立てて数値計算したりしてた。
歯型理論といえば昔東芝機械がインボリュート歯型傘歯車の歯切盤作ったけど、既にデファクトスタンダード化していたグリーソンの擬オクトイド歯型に取って代わることができなかったみたいな話もあったので「正しい」設計が必ずしも市場に受け入れられるわけではなかったりするのも面白いところではる。

最近だと内歯車切るのにスカイビングが実用化されてきたりとかもあって話を聞く分にはそれなりに面白い。
スカイビングも原理自体は100年前、1910年には考案されていたものの加工精度や工具寿命の短さがネックとなっていたと聞くと随分気の長い話のように思えるが、工具のコーティングやらモータ制御やらそういう小さな積み重ねがそういう工作機械に結実すると思うと胸にこみ上げてくるものがある。

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犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward

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