route127の日記: 九段下の駅を降りて坂道を 1
県内でも玉ねぎ農家にコロナ影響が出てる(1, 2)ような話を見かけていた。
県内だと長生の方が玉ねぎの産地らしく、スーパーで石井食品のハンバーグの包装に「白子町の玉ねぎ使用」などと書かれているのを見た覚えがある。
調べてみると玉ねぎ祭りなんてのも開催してるのだそうだ。
玉ねぎといえば、先月始めに岡山県笠岡市の大規模農家エーアンドエスの玉ねぎ廃棄がニュースになっていた。(山陽新聞、asahi.com)
会社の情報は農林中金の方が詳しくて、2010年に瀬戸内海の笠岡湾干拓地へ自己資金で参入したが、2014年撤退しようとしてた所に融資話が舞い込んだのをきっかけに機械化してコストダウン、農地面積増(2ha→70ha)という経緯らしい。
廃棄以外にも今年の玉ねぎ1700t分のうち出荷先が決まらず収穫されてない400t分のいくらかを笠岡市が急遽ふるさと納税返礼品に回すみたいなこともまたニュースになっていた。(impress、yahoo)
そういえばこないだJA全農の五輪備蓄たまねぎ放出みたいなのを見かけたがコロナ影響に加えて五輪村用食材の放出も起きてるのか?
ソースが見つからないので何とも言えないが農家の経営悪化に結局税金が投入されること自体には特に問題を感じないが、金の出どころがふるさと納税というのはいまいち釈然としない。
一応国の補助金もあるにはあるようだが佐賀新聞の記事だと実質は価格の15%程度らしい。
佐賀県園芸農業振興基金協会の野菜生産出荷安定法等に基づく野菜価格安定対策事業読むと
県と市町村からも資金が出て「平均価格との差額の9割(つまり価格下落分の9割)」が補助されるように読めるが、出荷しないと貰えないから、出荷調整かかると実質15%ということなのか?
収入補償には野菜出荷安定法以外に収入保険もあるそうで、先月末の農業新聞に収入保険と野菜価格安定制度が併用できるようにするみたいな記事が載ってるが、財務省は野菜価格安定制度の廃止狙っているという見方もあって、それを考えると併用をエサに加入率を上げた先に収入保険に一元化するという目論見があるような気がしてくる。
先の笠岡干拓地のエーアンドエスはキャベツも作っていて作付面積も70haあるなら法4条2項にいう作付面積の要件も満たしてるし野菜指定産地になれないんだろうか。
出荷団体の農水省基準とかもあってそんなに簡単に指定を受けられないものなのか。
特定給付金のゴタゴタでもそうだったがどこも補助金貰うの大変そうだな。
たまねぎ (スコア:0)
へーと思って笠岡の返礼品を見に行ったら、たまねぎ終わってた。
相変わらず桃とぶどうが多いな、と思いながら見てたら、墓地の清掃なんぞが出てきて思わず噴いた。
#でも近隣の自治体出身者なので使えねー