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日記

route127の日記: キムタク警察学校 2

日記 by route127

ポルポト派アニメ映画見に行ったら上映前にかかった正月の警察ドラマの宣伝がキムタクが退校届突きつけてるシーンだった。
親類に警官が多くてきょうだいも警官目指していたが自分は特に「警察官になりたい」とは思わなかった。
まあ思ったとしても今の会社での立ち回りすら覚束ないのに平成時代の警察組織を泳ぎきれるとも思わないのだが。
そもそも警察学校を生きて出られたかわからないよな。
いびり殺された後に訓練中の事故死として白木の箱に入って無言の帰宅ENDとかありそう。

ただ一度、学生の時に勧められて技術職員(技術吏員)の採用試験を受けたことがあった。
時代や地域によって違うのかもしれないが、当時は期間は短いながらも公安職以外も警察学校への入校が必須だった。
その頃は別に大して不安にも思わなかったけど危ないところだったのだ。

警察官採用試験とは別の県職員採用試験では受験者でごった返す法医学部門とは別に自分のいた部門は数人しか居なかった。
一次試験は難なくパスしたが、結局二次試験の論述と面接で落とされた。
当時は理由が分からなかったが、今にして思えば警察みたいなゴリゴリの上意下達の組織で自分みたいなのを採用しないのも当然の結果ではあった。

最近また袴田みそタンクが新聞に載ってたが警察の「科学捜査」というのも警察の方針を科学的に補強するのが仕事であって、科学者である前に警察組織の一員であることを要求されるんだよな。
今の自身の立場を顧みても会社員としての忠誠心を示すことの方が技術者として顧客の問題を解決することよりも優先される場にあるし、その辺の問題は強度の差異はあれ、日本のどこにいても変わらないのかもしれない。

森達也の『i-新聞記者ドキュメント』で官房長官に喧嘩吹っ掛ける東京新聞社会部の女記者を見たときに面白かったのは官房長官会見で追求したいから自分の記事を1面にしろとデスクに電話で掛け合うシーンだった。
新聞記者というのは新聞社の社員として身分を保証されながらジャーナリスト視もされて羨ましいものだと思った事を覚えている。
まあそれ相応の苦労はあるのだろう。

技術者の同業者団体はジャーナリストのそれと同等程度に中間団体として身分の保証と利権の確保を行っているだろうか?
ただもしそういう対外的に強い団体が実現出来たとしても流れこんだ金と権力で組織の内圧も高まって内部闘争も激しくなり、闘争からの待避所が第二の闘争の場に変貌するだけか。

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  • 個人的には、同じく東京新聞の望月記者をモデルにした映画「新聞記者」の最大の欠点は「現実の望月記者の方がキャラが立ってる」事のような気が……。
    韓国出身の俳優さんが演じる韓国系と云う設定の「望月記者をモデルにした架空の人物」が「日本映画によく居る女性キャラ」の枠を一歩も出ていなくて、現実の望月記者が「韓国映画に、こんな感じの女性キャラ良く居る」みたいな逆転現象が……。

    • >記者をモデルにした映画
      「事実は小説より奇なり」とはいうものの、個人的にはモデルにした云々は制作費集めと宣伝の為の方便でしかないような気もする。
      韓国人主人公の新聞映画を作りたいけど、最近の韓国映画で新聞記者が善玉なのはあり得ないし、というところから設定に無理を重ねて作ってる感じがある。
      まあ賞取ったりしているようではあるけど、自分には親のコネで就職した、留学経験のある金持ちカタコト記者がtwitterに貼りついてる映画でしかない。

      『大統領の陰謀』でも『スポットライト』でも新聞社にはペン一本で食ってきた高卒社員とか地元生まれで地元の新聞社に就職した人間みたいなのを配置して、市民社会に寄り添ってる感じを出すものだと思うのだが、『新聞記者』にはそれがなくて政治権力とマスコミのどちらも国民から遊離してる印象を受ける。
      (それが今の日本のリアルなんだ、と主張するのかもしれなくはある。)

      『新聞記者』は本田翼が破水して松坂桃李に「脚の間がヌルヌルする」とメッセージ送ってくるシーンが、『空母いぶき』で炎上する護衛艦を衛星携帯経由で機密お漏らしするネット記者役を思い出させて、一番面白かった。

      親コメント
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皆さんもソースを読むときに、行と行の間を読むような気持ちで見てほしい -- あるハッカー

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