route127の日記: 液体蚊取り物理化学 2
寝てる間に蚊に食われたので翌日に液体蚊取りを買いに行った。
液体蚊取りは30日用、60日用、90日用とあってそれぞれ有効成分のメルフルトリンの量が使用可能期間に比例していることで納得しかけたが、考えてみると不思議な気がする。
蚊取り本体は別にカートリッジを区別せずヒータの熱量は一定であるのに、濃度の違う液体蚊取りから時間当たり一定量の有効成分を蒸発させ続けるというのはどういう仕掛けなのだろうか。
蒸気圧の違いで有効成分がボトル内に濃縮されたり(蒸留)、逆に有効成分だけ先に飛んでしまったりしないのか。
共沸混合物(特定の比率で液相の組成比のまま蒸気になる)というのは教科書で読んだことがあるが、ボトルへの封入圧力でその辺をコントロールしたりしてるのか?
何かヒントがあるのではないかと液体蚊取りの製品安全データシート(MSDS)を見比べていたが、溶媒が1号灯油と流動パラフィンで共通しているものの引火点が微妙に違う。
アースノーマット取換えボトル90日用無香料(アースノーマットCS3)整理番号K60-1 …131度
アースノーマット取替えボトル60日用無香料(アースノーマットCS2)整理番号K56-1 …131.5度
アースノーマット取替えボトル60日用微香料(アースノーマットCS2)整理番号K58-1 …129.5度
アースノーマット取替えボトル30日用無香料(アースノーマットCS1)整理番号K52-1 …127度
アースノーマット取替えボトル30日用微香料(アースノーマットCS1)整理番号K54-1 …125度
(いずれも2019/12/10作成ないし改訂)
引火点が違うということは溶媒の組成をコントロールして蒸気圧を変えていたりするのか?
あるいはボトルの芯材に30日用と60日用とで何か違いがあるとか?
「量」って違わないの? (スコア:0)
同じボトルサイズでも内容量は違うということはありそうだけど。
30分テープと60分テープはただ長さが違うだけで、90分テープになると薄くもなっているっていうのはあったけど。
あとは、ボトル側で滴下スピードが違うように作られているとか。
Re: (スコア:0)
https://www.monotaro.com/g/00399283/ [monotaro.com]
30日も120日も45mlですね。
芯の長さが違うということもなさそう。我が家の60日は発熱部の一番上まで芯が通っているので、少なくともこれより長くはできないです。