route127の日記： クラウンエーテルもどき

スーパーでなんとなくおやつに買った井桁堂のスティックダックワーズ（IEのサポートは終了しました）プラリネ味とプレシアの珈琲ブッセについて包装に印字された原材料欄を眺めていたらどちらにも環状オリゴ糖が含まれていた。
ダックワーズ(Dacquoise)もプラリネ(praline)もわからんのだが、前者は焼きメレンゲ的なもので後者は土地によって違うがアーモンドカラメリゼ、要はアーモンドでできたおこしみたいなものなのかと思う。
つまりダックワーズプラリネ味はアーモンド風味焼きメレンゲというようなもので、それは食べた感想ともそれほど相違しない。

環状オリゴ糖は、チューブ入り練りわさびをはじめ揮発成分の徐放化に用いられるようなのだがメーカにより表記が一定しない。

ハウス社は「環状オリゴ糖」、エスビー社は「増粘多糖類」という記載があります。ともにサイクロデキストリンの別名で、食品衛生法上の物質名となります。因みに田丸屋本店「静岡本わさび 瑞葵」にも環状オリゴ糖の記載がありました。

わさび味のスナック菓子について原材料を確かめると、わさビーフにも、

じゃがいも（遺伝子組換えでない）（国産）、植物油脂、砂糖、たん白加水分解物（大豆を含む）、粉末しょうゆ（小麦を含む）、食塩、ビーフパウダー（鶏肉・ゼラチンを含む）、粉末ソース、酵母エキスパウダー、ガーリックパウダー、レッドペッパー、オニオンパウダー、デキストリン、ぶどう糖、わさびパウダー / 調味料（アミノ酸等）、香料、甘味料（ステビア、スクラロース）、酸味料、カゼインナトリウム（乳由来）カラメル色素、香辛料抽出物

ブルボンプチポテトわさび味にも

乾燥ポテト（アメリカ製造、ドイツ製造）、植物油脂、砂糖、食塩、かつお節調味エキス、かつお風味調味料、デキストリン、ぶどう糖、酵母エキス粉末、昆布調味エキス、パセリチップ、昆布エキス粉末、わさび粉末、果糖 ／ 乳化剤（大豆を含む）、調味料（アミノ酸等）、香料、酸味料、酸化防止剤（ビタミンE、ビタミンC）、微粒酸化ケイ素、リン酸三カルシウム、増粘剤（グアーガム）

環状オリゴ糖やシクロデキストリンの表記はない。
デキストリンとだけ表示されたものが果たしてシクロデキストリンなのだろうか。
あるいは原材料表記のわさびパウダーやわさび粉末はすでにシクロデキストリン込みの表記なのか。
実際塩水港製糖のシクロデキストリン応用製品にワサビパウダーやアーモンドパウダーがある。

改めてダックワーズと珈琲ブッセの原材料欄に目を移すとどちらにもコーヒーが含まれていた。
ここまでの経緯から環状オリゴ糖はコーヒーの香りを徐放化する為の配合であるように思われるので今後コーヒー味のおやつを買う際には環状オリゴ糖が含まれるか気にしようかと思ったがそれほどコーヒー味のお菓子は好きじゃなかった。