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日記

route127の日記: 労災

日記 by route127

タレコミにもあった中村工業の件を金曜夜に見てたが何をしたいんだろうな。
危険な職場であることは確かだが体裁を整えてる大企業の労災隠蔽には関心がなくてつつきやすい中小零細の製造業を槍玉に挙げることが天から与えられた使命か何かなのか。

「現場猫の聖地」というのもよく分からないところで、現場猫にある種の権威主義とそれに対する諦念みたいな物を感じるので、現場猫を引き合いに権威主義的振る舞いが正当化されるとは思えない。

ねとらぼ記事には特に期待もないが

ところが写真では火花の散るグラインダーを使用しているにもかかわらず、防護マスクやゴーグルをしている様子はなく、メガネをかけているのみ。

グラインダ作業には防塵眼鏡をかければゴーグルは必須ではないように思う。
工場によっては回り込むからとゴーグル必須にしてるところもあるが曇って手元が見えなくなったりして逆に危ないような気もする。
防塵マスクは定置式グラインダなら特定粉塵作業になるから必要なのかもしれないが手持ちのグラインダでは必須じゃないんじゃないか。
粉じん障害防止規則の27条で保護具の規定があるけど7条とか別表で使用対象となる作業かどうか見分けるのが大変だ。
7条1号だと臨時であったり短時間の作業であれば使用しなくてもいいようにも思えてきた。

作業服は半袖な上、指を巻き込む恐れがあるため回転工具の使用時は避けるべきだとされている軍手を着用しているなど、見るからに問題をはらんでいました。

この辺も「避けるべきだとされている」と言い切りを避けているけれども旋盤とかフライスなんかの定置式の工作機械の話と可搬式のグライダでの作業を混同してる気がする。
回転部分を持つ工具でも手袋の着用が禁止されてるものとそうでないものの区別が煩雑だし厚労省の見解も防振手袋だったりゴム手袋だったり一定しない。
軍手は滑るけどこれからの汗かく季節にゴム手とか皮手はどうかとも思うのでゴム引きの背抜き軍手が良いのだろうか。
記事中「見るからに問題をはらんで」とは言うが写真見るだけで製造現場の暑さも伝わらないしそういった作業環境との兼ね合いは考える余地がある気がする。

「安く安全に作業するのも職人技」というのは確かにそうで、昔いた仕事場では「怪我と弁当自分持ち」という昭和の標語を社長が吹聴してた。
ロートルの重機オペなんかでも近年のラフターの警告機能でギリギリの作業ができなくなったことへの不満を口にしていたりもした。

結局、中村工業の現場は確かに危険で改善する余地はあるが、それは職場の民主主義的運営の上で成されるものであるものというのが前提だと思う。
今回の件で大騒ぎしてる人の中に少なからずパターナリズムというか官僚主義的な思考が見えたのがげんなりした。

結局自身の業績か株価か知らんが保身の為の安全衛生であって、労働者の安全と健康を守るという精神はないがしろにされるんだよな。
役人やら管理職の机上プランを現場に押し付けられてもどうしようもないし、それを現場で手直しして使えるものにできればいいけれど権威主義でもってそういう裁量を与えようとはしないし。

死亡事故を隠蔽する大企業と小災害が頻発する中小企業のどっちがマシなんだろうか。
これからは持病を理由に私傷病扱いでなんとか熱中症での人死にを労災にカウントされないよう腐心する季節か。

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