route127の日記： エジプト(Unicode 15.0)𓃚

OSDN記事にUnicode 15.0が取り上げられていた。
Unicode 15.0アナウンスページ見てみるとUniHan関連でも多少変更はあったらしい。
（kAlternateTotalStrokesとか廣州音字典とか？）
それだけなら別段日記書くほどでもないのだが、今回ヒエログリフ用書式制御が定義されているのが気になった。
今でも日本語のかな表記をヒエログリフに変換するウェブサービスというのは数個程度見つけられるのだが、実際のヒエログリフと比べてスカスカになる。
実際のヒエログリフは漢字の部首のように変形させたりもしてミチミチに詰めて刻まれていたので現代のコンピュータ上でUnicodeを利用した表現に違和感がある。
愛知万博でエジプト館（今は滋賀にあるらしい）がヒエログリフで文字を書いてくれてたらしいがその辺どうだったんだろうか。

今回U+13430～13436で結合子や挿入子が定義されているのでその辺がレンダリングできるようになれば面白くなりそうではある。
またU+1343C～1343FでEnclosure controlがあるがこれはU+13376～1337B字体で既に定義されている縄と組み合わせてカルトゥーシュ（縄囲み）表現に使われるのだろうか。
他にもU+13440でMirror controlが定義されていて、これでブストロフェドン（牛耕式）が表現できそう。
日本語フォントもこれに対応してきたら面白いな。
ただUnicode 15.0にブラウザとかエディタのレンダラが対応したとしてそれにどう気付けるかが分からん。