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日記

route127の日記: 沁みるセラムンOP 2

日記 by route127

指揮系統にはないが協力関係にある部署へ仕様を問合せに行ったら別の仕様変更の話になった。

「○○するのが当然でしょ」
「○○しろということですか?」(仕様変更の理由を含めた一次情報が来てないので客先都合で撤回されたらこちらが手戻りになる)
「そんなことは言っていない!確認してるだけだ!」
「今私がここで何か約束した方がいいですか?」
「なんでそんな揚げ足を取るんだ!」

とかいう不毛なやり取りをしていた。
これまでもそんなことを繰り返していたが、思い返せば「○○してくれませんか?」というお願いベースだったら、設計変更のコストも勘案した上で前向きな返事も出来たのかもしれない。
ただ向こうも自分の方が指導的立場に居るのだと思ってそうな口ぶりだったので他に会話分岐なさそう。
これまであまり付き合いのない人で、向こうも私の行動予測がつかないから不安になってこちらの自由度を刈りたいのかもしれない。
ただ私にはその相手が私の行動を束縛する権利も能力も持ち合わせておらず、かつ彼の言いなりになったとしてリスクを引き受ける気があるようにも見受けられなかったので消去法で守りに入ってたのだがこういう返答をしてると怒り出す人は多い。

自分のリスクへの過敏さがこういう行動を引き起こしているのかもしれないが、今回に限らず親類や職質警官とかでもこういうことはあって、話者にとって都合のいい返事「話者がリスクを引き受けずに相手が『自発的に』行動をする確約」を返すまで中傷交じりのどうでもいいことを話し続けるという状況には慣れていたので別に驚きはしないのだが、だからといって自分が疲れなかったり傷つかなかったりしないわけではない。

相手の不快感は私の会話における戦略上の引き出しが少ない事にも一端の責任があるにしてもそこから自分に対する悪口(「他人に興味がない」とか)が始まったりするとそこで「あ、もうこの辺でイーブンだな」と思って相手への同情は止む。

そういえばこないだそんな感じで感情を固定して話を聞いてたら「なんでお前は悪びれないんだ!」とか言い出して面白かった。
あーこの人は自分の悪びれた顔が見たくて長々と話をしてたのか、と思うと吹き出しそうになる(私の悪びれた顔が報酬なのか?)のと同時に「随分難しい仕事をしてるな」と感心もした。
会社から職位を与えられたとはいえ、特別に教育を受けたわけでもない人間が会話で相手の感情を操作しようとしてるのはなかなかの無謀ではないか。
そもそも組織成員の帰属意識を担保するにあたって昭和・平成(令和もか?)の部活動みたく精神や感情を支配する必要はないような気がする。

まあこういう態度が相手には「人をバカにしてる」とか「プライドが高い」とか思われるのかもしれず、また実際そうなのかもしれないがこの辺は自分が自分として生きる上で身に着けてきた態度なので(それが人生の各画面で割を食わされていても)どうこう言われる筋合いはないし、実際に自分で問題だと思って「バカにしない方法」や「バカにしてないように見える方法」、「プライドを下げる方法」とかを探求したことはないな。
最近になって木更津ではない高専卒AVプロレスラが警察学校時代を振り返っているのを読んだが皆こんな感じでやってるのかと参考になった。

教官と関係性を築くのがうまかったんですよ(笑)。毎日A5くらいのノートに日記を書いて、それを教官がチェックするんですが、そこに「教官の授業はすごくわかりやすいです」とか書いてアピールしてたんですよ。教官に気に入られるかどうかで警察学校の生活のしやすさって変わってくるんですが、私はそこはうまくやってたので楽しかったです。

自分も中学校の頃に毎日担任教師から日記の検閲受けてたがそこでおべっかつかったりとかなかったような気がする。

結局自分はそういう特定の場所や文脈で要求されるコミュニケーション能力とか一体感とかに包含されるある種の感情的精神的服従を受け入れられてないんだよな。
まあ組織文化を受け入れられないのにそこに所属し続けてるのも馬鹿みたいな話ではある。

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あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall

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