rxk14007の日記: SCMについて少々 1
http://srad.jp/~taro-nishino/journal/501622
コメント欄で、SCMの訳はバージョン管理システムではないのかという指摘がありました。私も最初はそのように思いました。ですが、Linus氏は投稿の別の文脈ではバージョン管理システムはVCSと書いているのです。一般的にSCMという略語は供給連鎖管理システムを意味する場合が多いことと、ある意味ではバージョン管理システムも供給連鎖管理システムの一形態だとも考えられるので、供給連鎖管理システムとしました。
しかしながら、gitの話なので、バージョン管理システムと訂正いたします。但し、ソフトウェア管理システムとはいたしません。
上の文章の大部分は同意、あるいは否定しないが、「ある意味ではバージョン管理システムも供給連鎖管理システムの一形態だとも考えられるので」だけは絶対にありえないな。
自分は今から7年ほど前に、とある外国のSupply Chain Managementのパッケージソフトウェアを日本の某社へ売り込むお手伝いをしたことがあって、パートナーである日本HPやマイクロソフトなどを訪問したり、某社向けのプレゼンに同席したりした経験があるのだが、上の文章の「ある意味」の意味が全く理解できん。
"Supply Chain Management"とは、製造業や流通業などの業種において、顧客に最適な納期で商品を提供し、かつ在庫を効率化するための方法を提供するものであって、Linuxのソフトウェア開発とは全然関係のない話。
簡単な例でSCMを説明すると、納期だけを考えるなら在庫を大量に抱えればよいけど、コストがかかり過ぎて経営を圧迫してしまう。かといってコストを減らそうとして在庫を減らしすぎると、売る商品がなくて顧客を逃してしまう。その矛盾する問題を解決するために、Supply Chain Managementというコンセプトが考え出された。
製造業だと一個の商品を作るのに、何千という部品、数十社の納入業者、複数の工場や生産ライン、それぞれを結ぶ物流網など複雑な要素が絡み合っており、そのどれがボトルネックになっているのかを突き止めないと、最適化するのが難しい。人間や紙での管理では追いつかないので、ソフトウェアで管理することでコスト削減と納期短縮を両立させて、企業の経営に貢献できるというのがSCMのパッケージソフトウェアの売り文句となっている。
自分の専門分野はSCMではないので下手な説明しかできないけど、SCMの代表的な本といえば「ザ・ゴール」という本があるので、それを読んでもらうのが一番だと思う。
そもそも"Supply Chain Management"を「供給連鎖管理」なんて訳さないし。カタカナで「サプライ・チェーン・マネジメント」とするか、単に「SCM」と略すかのどっちか。
そのこころは (スコア:2)
どっちも時間とツリーに関係していて複数人が参照するハードウェアじゃないものというレベルでしか理解してない、とか