rxk14007の日記: 惑星探査は数だよ、兄者
http://srad.jp/~rxk14007/journal/506665
昔から惑星探査機は失敗の連続だったので、成功率を高めるために同じ探査機を2台連続で打ち上げるのが常識だった。
2台作っても2倍のコストが掛かるわけではなく、共通の部品や製造工程などがあり割安になる。
かつて自分の日記に書いたけど、あかつきの金星軌道への投入失敗(まだ再挑戦の機会はあるとはいえ)は確率上当然といえる。
アメリカや旧ソ連の惑星探査機がどれだけ失敗を重ねてきたか、いかに惑星探査機というのが困難極まりないプロジェクトか、理解が足りない気がする。
ソ連は1973年に火星探査機を同時に4機も打ち上げたが、どれも目的を完全に達成することはできなかったし、
マルス4号 - 1973年7月21日打ち上げ、火星周回軌道投入に失敗し、1974年2月1日に火星から 2200 kmを通過。
マルス5号 - 1973年7月25日打ち上げ、1974年2月12日に火星周回軌道に入るが、直後に通信途絶した。
マルス6号 - 1973年8月5日打ち上げ、1974年3月12日に火星周回軌道に入る。着陸機の軟着陸に成功したが1秒で通信途絶。
マルス7号 - 1973年8月9日打ち上げ、6号より早く1974年3月9日に火星に到達したが周回軌道投入に失敗。接近時に着陸機を投下したが、到達できなかった。
アメリカだってパイオニア10号・11号、ボイジャー1号・2号など同一設計の探査機を同時に2台作って打ち上げたり、
ディスカバリー計画では基盤設計を共通化してコストを下げる代わりに、毎年のように探査機を送り出すことで、多くの成果を上げてきている。
NASA's Discovery Program (as compared to its New Frontiers and Flagship Programs) is a series of lower-cost, highly focused scientific space missions that are exploring the solar system. It was founded in 1992 to implement NASA Administrator Daniel S. Goldin's vision of "faster, better, cheaper" planetary missions. Discovery missions differ from traditional NASA missions where targets and objectives are pre-specified. Instead, these cost-capped missions are proposed and led by a scientist called the Principal Investigator (PI).
"faster, better, cheaper" って、どこかの牛丼屋みたいだが、決してふざけているわけではなく、
真面目にコストを削減しつつ惑星・外宇宙探査を進めるために必要だったわけで。
絶対的に不足しているJAXAの予算額(約2,400億円)を、国の医療・年金などの社会保障を削ってでも増額させるとともに、
とにかく1つの目標に対して、2台の惑星探査機を別々のロケットで打ち上げるようにして、成功確率を高めるようにしてほしい。
徒然草の「ある人、矢を射ることを習ふに」の話は、古典の授業だけでたくさんだ。
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