sakaki101の日記: ハーラン・エリスンとイーガン読了
日記 by
sakaki101
「世界の中心で愛を叫んだけもの」と「しあわせの理由」読了。
ハーラン・エリスンの方で気に入ったのは「まえがき」と「世界の中心で愛を叫んだけもの」ぐらいか。
特に後者は表題作となるだけあって、インパクトが強い。
人類愛の科学者セレナや狂気の被害者ウィリアム・スタログといった強烈な素材と、独特の印象的な筆致がぴったり合致してるからだろう。
しかし、他の短篇は、不備が目立つものが多い。
例えば「眠れ、安らかに」はもっと睡眠者を詳しく説明すべきだったし、「星ぼしへの脱出」においては、「夢のお薬」が異星人にも同様の効果を表すというのがいかにも雑だ。
そもそも、もし私が司令官なら、金庫に入れるなりして、できるかぎり深くにうめただろう。
だが、文句を言い出したらきりがない。元は十分にとれたから、これで満足しよう。
イーガンは、まさしくイーガン。実際に量子サッカーをコンピューターで再現してしまうあたりが、他の作家とは一線を画している。
個人的には「ひとりっ子」収録の「ルミナス」の方が好きだが。
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