不正アクセス禁止法違反容疑で昨年摘発されたプロキシサーバー運営業者のサーバーから785万件の個人情報 23
発見 部門より
個人情報が見つかったのは東京・豊島区の業者のサーバーで、中国国内の犯行グループが使用していたとみられる。日本のほか米国、韓国、台湾のユーザーの個人情報が含まれており、重複を除くと約506万件になる。これらのIDとパスワードを使用して不正ログインを試みるハッキングツールや、不正ログインに成功した約5万9千件のリストも保存されていたという。不正ログインは昨年9月~11月に試行されており、関係者によると接続が確認されたのは楽天、アマゾンジャパン、LINEの3社。個人情報が流出した経路は不明だが、楽天では同社から流出したものではないとしている。この業者のサーバーには日本や韓国の大手銀行のフィッシングサイトやネットバンキングのIDなども保存されており、官公庁に対するサイバー攻撃に使われていたこともこれまでの解析で判明しているとのことだ。