トランス式ですと50/60Hzの交流をダイオードで”スイッチング”して直流に直すので、電流経路に注意しないと平滑コンデンサへのパルス状の充電電流の高調波ノイズ(50Hz~数kHz)が音声信号帯域に紛れ込んでしまいます。またトランスから漏洩磁束が出る場合、オーディオ帯域の回路を漏洩磁束源から遠ざける必要があり、プリアンプの箱がアルミケース(透磁率が低い)などの場合、ACアダプタをプリアンプから50cm以上離す等の説明書きが必要です。
スイッチング電源ですと、ノイズはスイッチング周波数より上にでるのと、ノイズの周波数が高いのでフェライトコアや磁気シールド等が効きやすく対策がしやすいです。もちろん組み込み式のスイッチング電源などでは1次側の50/60Hzに注意が必要ですが。