sayupornの日記: 僕が三番目に寝た女の子は、僕のペニスのことを「あなたのウェブ広告」と呼んだ。 3
「完璧なウェブ広告などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね」
「僕はね、ち、ち、ウェブ広告の勉強してるんだよ」と最初に会ったとき、彼は僕にそう言った。
「ウェブ広告が好きなの?」と僕は訊いてみた。
「うん、大学を出たら国土地理院に入ってさ、ち、ち、ウェブ広告を作るんだ」
// 最初Slashdotに聞け向けように書き始めたけど、長いし電波だし妄想だし、
// 採用されなかったらはづかしいので日記に。途中文法が英語になってるところは、
// モルダー、私疲れてるのよ
私は元々広告が好きで、ウェブ広告になんの嫌悪もありません。
新しい商品の知識や技術を得られるし、その広告を見なければ一生買わなかったであろう、
お気に入りの本やDVDもたくさんあります。
しかし私の知り合いのKは当然のようにAdblockを入れ、
「広告はネットの害だ。広告のせいで目はチカチカし、段落も変に歪められ、
無駄なネットワークを消費する!」と憤慨しています。
もちろん彼もそんなことは重々承知ですが、
私が「(スカリー風に)ネットサービスのほとんどは広告と引き替えに提供されているのよ」と言うと、
「得られた情報の取捨選択権はこちらにある!」と彼なりの正論を言いました。
彼曰く「広告のない世界が理想。広告は嘘偽りだらけで本当に良いものが埋もれてしまう。
ネットでも広告がなければ欲しい情報が純粋に得られる」。
「何が広告?」との問いに「金銭提供した上でその商品の存在や特徴を公に出すこと」
「レストランの看板は?」「広告」。「ブログも書けないじゃん」
「本人が美味しいと思ったら日記。それで広まるなら口コミ」「お金もらって書いたかも。どう調べるの?」
「広告の効果が出るくらいお金使ったら税務署でわかるでしょ」とかなりの原理主義。
彼が「邪魔じゃん」と言ったなら、私も「そうね」ですんだと思うのですが、
最後に「あなたは仕事時間の20%をスラッシュドットを読むことに費やしてるけど、
スラッシュドットも広告で運営されてるの知ってるでしょ?恩を仇で返すの?」と情を試してみると、
「彼らも知ってるさ(一部の人が広告を見ないのを承知で広告を出している)。効果が出なくなったらやめるでしょ」
「広告を見ないでサイトを利用し続けるの?」「ああ。いやなら彼らが止めればいい」
と飽くまで自分の正当性を主張したのでカチンときました。
もちろんギークの男性特有の「理屈が通ることが正しい」というひねくれた頑固さと、
「相手が泣いても負けたくない。泣くのは相手の勝手だ」という自己中さが9割を占めているのでしょうが、
それにターボを搭載して私も頑固で意地っ張りなので、だけど慎重に、彼がGPLを超尊重しているのを知った上で(さすがギーク)、
「じゃああなたは、スラッシュドットがページの広告も含めて、
運営者側の意図したとおりにレンダリングされない場合、
スラッシュドットを読むなって言ったら読むの止めるよね?」
と聞いた。彼が「いや、読むよ」と言いうなら話はここで終わりだが、
「もちろん。互いにそういう同意があればね」と私の話にのってくれることを確信していた。
中途半端な正義感ばんざーい!次に私がたたみかけるように言う。
S「いい?このサイトを見るならレンダリングもちゃんとしろってライセンスを用意する。GPLみたいに」。
K「やあ。でも強制力はないよね?」
S「サイトの運営者はページのタグに、このページはそのライセンスで公開しているって書くわけ。このライセンスに名付けるなら、GALね」
K「なんの略?」
S「後から説明する」
K「でもそのタグがあったところで、僕はそのライセンスに同意してないよ?」
S「ブラウザがそのタグを見つけ、ライセンス文を表示して、同意ボタンを押させる。後はくっきーで保存」
K「ブラウザにそんな機能つけないでしょ」
S「ブラウザ作ってるところは何でご飯食べてるかしってるでしょ??」
K「そんなの広まらないよ」
S「広告が無いウェブページってどれだけあるの?広告を出してるサイトがこのライセンスを使わないわけないじゃん。
ブラウザメーカー、検索エンジン、無料ブログホスティングサービス、新聞社、その他メディア色々、
『武器より強いペン』を持ってる会社は広告でたべてんの!」
K「ネットで反発が起きるよ」
S「不誠実なのは誰?そのサービスが広告で運営されてるの知ってるのに、ただ乗りしてる人でしょ?」
K「だからそれが嫌ならやめれ…」
S「ちがう。見たいなら広告も見なさい。それが嫌なら見るなってこと。選択よ。
あなたも建前を持ってるし、こちらも持っている。こちらの建前は世界を幸せにしてるけど、あなたの建前はわがままなだけ」
K「そのライセンスの正当性は?」
日本では著作権および同一性保持権があるのを知ってたけど、こっちの法律なんて詳しいはずもなく、
「待って」とぐぐる。検索結果の1ページ目を流し読みをしただけで、同じような法律がある。ような気がした(ちゃんと読むとじかんかかるので)、
「根拠はGPLと同じ著作権。あと原型をとどめなきゃいけないこと。モンティー・パイソンでも調べて」
と言うと、しばらくクリック音とホイール音がしたあと、「なるどほ」と彼は言った。
私は憶測で言っただけだが彼が納得したのを見て勝ち誇ったように「ミ○キーは商業主義を裏切らない!
ミ○キーはこの国で生まれたのよ!ぼーんいんざゆぅえすえぇ~」と歌ってやった。
しかし彼はそんなにスラッシュドットを読みたいのか「どうやって罰するの(罰せられないじゃん)?」と聞いてきた。
「罰則はいらない。あなたはGPLを守らないことを恥ずかしく思うでしょ?」「もちろん」
「中国人が著作権を守らないのと同じ程度に、広告を遮断してスラッシュドットを読むことが恥ずかしいと思われる世界になればいい」
と決め台詞なので比較的大きな声で言ってしまったから周りに人がいないことを確認して、
Kの顔を見ると、「信じられない」と言った表情だった。
最後にだめ押しで「思いついた!ブラウザにも「常に拒否」オプションつけとけば便利じゃん」と言いました。
という夢を見ました。
さて、日本では実際にこのようなライセンスを制定することは可能でしょうか。
制定できた場合、ネットではどんな議論になるのでしょう。
まぁ、 (スコア:0)
Re: (スコア:0)
と言うと、しばらくクリック音とホイール音がしたあと、「なるどほ」と彼は言った。 (スコア:0)