scottieの日記: トラブル
日記 by
scottie
このところずっと公私ともに調子がよく、いろんなことがうまく行っていたので自分が実は打たれ弱いことを忘れていた。忘れているどころか勘違いのあまりひとに強くなれみたく諭す機会さえあった。全く呆れたものだ。実は一人っ子で甘やかされて育てられた僕は打たれ弱いばかりか、打たれると投げ出すことを考える小心者でもある。いくつもの仕事を並行して進めているけれど、トラブルが起こる時はいっぺんに起こる。まずうちの客先の上司に昔因縁のあったいやな男が海外赴任から帰って来た。いや、実はほんの一瞬すれ違っただけで因縁が何であったかさえ思い出せないのだけれど、ただ何となく苦手意識に捕われていた。そういうのは相手にも伝播するらしい。そしてここ半年間社運をかけて取り組んで来たビジネスに対し、彼が突然いちゃもんを着け始めたというわけだ。9割方進んでいたプロジェクトなのに、このままでは根本から瓦解しかねない。そこら中に罠が仕掛けられ、メールはもちろん、うかつな物言いは自らの足をすくうことになる。打たれ弱い人間は、自らを打つものに対し許しを請い、それがだめなら逃げることを考える。そして頭の中をぼんやりとした憂鬱が支配するようになり、おとといの明るさは一体なんだったんだ的な郷愁に打ちひしがれる。昔の友達や、以前は弱いやつと断罪したはずのものに連絡を取る。そして自分より弱いものを見つけ出してはつかのまの同胞意識を食い散らかすのだ。人生は日々波の連続である。油断は禁物だ。捕らぬ狸、という言葉があるが、捕ったからといって安心していては行けない。まして慢心はだめだ。後門を食い破って逃げ出す狸もいる。腰を落ち着けて、投げ出すことなくじっくり対応を検討する思慮深さが肝要だ。
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