scottieの日記: 初年度
日記 by
scottie
営業としてふさわしい身なり、言葉遣いを研究した。人と接する時の態度を改めた。大企業をやめた人間によくあるように、これまではどこかで高飛車なところがあった。できません、と言わず、できる方策を練ることにした。何しろ、食っていくためにはあらゆることを試すしかなかった。まさに当時が自分のどん底と言ってもいいだろう。ちょうどその頃、昔世話になった方が200万ほどの仕事を入れてくれて、そのあとたまたま海外赴任から戻った担当者が500万ほどの仕事をくれた。この仕事はしかし思いのほか大変で、経費を下げるため自ら地方へと奔走し、やっとの思いで納品にこぎつけた。仕事の枠が広がる感じがあった。年が明けて、海外から戻って来た担当者がふたたび別の地域に赴任するに従い、海外での仕事が始まった。まず韓国へ。そしてシンガポールへ。パスポートの期限は、一回だけハワイに新婚旅行に行ったきり切れていた。そうこうするうち、国内での仕事が復活した。年に1、2本であるが、大きな仕事が舞い込んで来た。ネットで業者を捜す。ただ業者には恵まれ、みないい仕事をしてくれた。売上げは年3〜4千万円にもなった。毎月の家賃の支払いに事欠く状況が改善されつつあった。僕は知人のアパートでの間借りをやめ、マンションを借り、そこを事務所として登記した。
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