shibuyaの日記: 光速の90% 25
日記 by
shibuya
昨夜NHK ETVで放映されたTEDに登場したお題のひとつに
野球のピッチャーが光速の90%でボールを投球したらバッターは打てるか?
という質問に対してランダール・モンローが答える場面があった。
答は打ち返せないだけでなく 当たり 辺り一体が惨状になるというものだったのだが
それはしばしば思考実験で用いられる、宇宙で光速の90%という亜光速飛行の
可能性をも否定することになるのかちょっと気になった。
(追記修正: 2015-10-26 14:00 +0900) 三字抹消二字追加ほか。
(追記: 2015-10-26 18:25 +0900)
ほぼ無関係だが、過去のシグニチャに
>…竿の先端が音速を超えました。○5点
を用いていたユーザさんは現在別のシグニチャを使っているらしくて
コメントによる楽屋オチが意味をなしていないようで残念。
わたしはその音速を光速と誤読していたわけでなおさら意味不明で無関係。
// おそらくこのスレッド
(追記補遺: 2016-02-08 19:40 +0900)
他所様のスラド日記中に、“WHAT IF”の書題とTEDで扱ったこの題材の紹介あり。
答えは (スコア:1)
>答は打ち返せないだけでなく当たり一体が惨状になるというものだったのだが
てっきり答えは「投げられない」で終わったのかと思っちゃいましたけど、そこはできるという仮定で乗り切ったんスね。
#テニヌとか言われている漫画界では既にやってそう。
Re:答えは (スコア:1)
コメントありがとうございます。
ショートアンサーは「然り」です。
どうみても学校の宿題を大至急教えてみたいなシロモノでなければひたすら
おもしろおかしくサイエンスの領域で考える芸風らしい。
// 日記に示したURIのリンク先で番組で放映していたビデオも閲覧可能らしい。
Re:答えは (スコア:1)
面白そうなネタご紹介サンキューです。
#動画はうちに帰ってから見る予定(暇があるときに)
Re:答えは (スコア:1)
ども。気に入ってもらえたようで。
個人的には2本立だったもう1本のこのプレゼンテーターはフィボナッチ数偏愛すぎる [nhk.or.jp]の方が好きです。
Re:答えは (スコア:1)
どっちも面白かったですよー。
愉快な記事のご紹介ありがとうございました。
Re:答えは (スコア:1)
コメントありがとうございます。
楽しめたみたいでよかった。
Re: (スコア:0)
打ち返す以前に、
マウンドからベースまでの距離でボールを光速の90%に加速した時点で、
それを可能にする技術があったとしても、投入するエネルギー量とそのための余熱や衝撃波その他で大惨事でしょう。
それとも宇宙のかなたから、地球のバッターめがけて光速のボールを投入したのでしょうか。それでもバッターがボールを見送ってもやっぱり大惨事じゃないすか。
思考実験としても雑すぎるw
Re:答えは (スコア:1)
コメントありがとうございます。
ご指摘のとおり大惨事という趣旨の回答を述べていましたが
ルール上はテイク1塁ベースが与えられるはずとも言い添えてました。
Re:答えは (スコア:2)
その速度では投球?直後に大気にぶち当たって消滅するんじゃないでしょうか。
野球のボールが 145g とすると、その運動エネルギーは
(m×v^2)/2=(1.45E-1)×(3.0E+8×0.9)^2)/2=5.28525e+15 (J)
TNT換算 [wikipedia.org]のために 4.184E+9 で割ると 1.3メガトン弱ということで、ヒロシマ原爆の 100個分よりは少ない?
# 審判のコールがないことに全財産賭けても良いです。
逆に言えば投球にそれだけのエネルギーが必要ということで、すごいピッチャー(笑)ですね。動力源は何でしょう。投球モーションが何秒かが分かれば W→馬力がわかって、何鉄腕アトム(100万馬力)かが分かるはず。仮に 10秒なら鉄腕アトム 70万人分ぐらい?
# 自信なしというか間違っている自信があります…
Re:答えは (スコア:1)
コメントありがとうございます。
ランダール・モンローさんは計算が得意だけどそれ自体よりも
答を導く過程や得られた答が意味することにより大きな関心を
持っているらしくて具体的な数字はそれほど追求していない
プレゼンテーションでした。
聴衆に合わせたという側面もあるんだろうけど。
Re: (スコア:0)
細かいことは抜きにまるまる1個の塊を電子ボルトに換算して計算する。
1 [eV/c^2]=1.78E-36 [kg]
1 [eV]=1.6E-19 [J]
beta=p/sqrt(p^2+m^2)
E=sqrt(E^2+p^2), T=E-m
beta:光速に対する速度v/c, m:質量, p,E,T:運動量、全エネルギー、運動エネルギー
使って eV 単位で計算すると
145 g= 1.0E35 [eV/c^2]
T=1.3E35 [eV] = 2E16 [J]
ピッチャー、バッター間の距離なら空気中の分子を蹴散らすだけで消滅はしないよね。
質量差が桁違いなので弾かれた分子は原子核レベルにバラバラになって
ボールと同じ運動量ですっ飛んでいく。
分厚い大気なら隕石と同じで自分自信もバラバラになっちゃうでしょうね。
Re:答えは (スコア:2)
> ピッチャー、バッター間の距離なら空気中の分子を蹴散らすだけで消滅はしないよね。
「消滅しない」というのは「野球のボール」が、ですか? コルクと糸と牛革では無理という気がしますが。「質量がそのまま」という意味だとキャッチャーと主審を貫くときに慣性閉じ込め方式の核融合が起きたりしないかな。(ストライクだとして)
Re:答えは (スコア:1)
コメントありがとうございます。
ここでエネルギーはどういうシナリオで大惨事につながるのか、運動による破壊が主眼目なのか、phasonさんのコメント [srad.jp](ランダール・モンローさんもそのことにトピックを絞っていた)のような放射線がいっぱい出てきてキノコ雲が不可避なのが主眼目なのか?
// 別のこと扱いしているのはわたしだけ?実は叙述内容が一緒なの?
それは (スコア:1)
光速の90%の速度で空気中の分子にバカスカ当たって放射線が出るんで,真空中ならOKです.
Re:それは (スコア:1)
コメントありがとうございます。
プレゼンテーターの回答もMLBのベースボール・パークにて、
が前提ならばそうなってしまうという話でした。
となるとやはり亜光速飛行展開中は、
ガス状星間物質の偏在する宙域を迷走しないよう細心の注意が必要だし、
船内からよからぬものを排出したりみたいな生活活動の一環も厳禁だし
船外活動もダメみたいにいろいろなことが重い制約になりますね。。。
Re:それは (スコア:1)
あー、「タウ・ゼロ」思い出した。
限りなく光速に近づいて(質量が増大して)、進路上の恒星すらぶち抜いて進んでいく壊れた宇宙船。
んー・・・個人的な評価は、一度は読んでもいいけど一度読めばもうたくさん。
Re:それは (スコア:1)
コメントありがとうございます。
創元から1992年の出版 [ndl.go.jp]ですか。未読です。
つかSF用ブランドで出ている小説は何年くらいご無沙汰しているだろう?
10年くらいかな。
Re: (スコア:0)
現実問題、宇宙空間も真空ではないので、
普通に亜光速飛行するに当たって、粒子衝突の防御法は必須ではないでしょうか。
話をベースボールに戻すと、宇宙ベースボールでは亜光速で飛ぶボールって多少の衝突では壊れないようにする必要があり、それの速度を打ち消し打ち返すバットとはどんな物質とパワーで振れば良いのか、想像も出来ませぬ。
Re:それは (スコア:1)
コメントありがとうございます。
亜光速飛行も亜光速ピッチャーも粗い思考実験にとどめておくのが
小心者の唯一解になるのだろうなあ。
破滅の音が (スコア:1)
ピッチャーの腕が遠心力で悲惨なことになりそうだ。
Re:破滅の音が (スコア:1)
コメントありがとうございます。
野球のボールをリリースする前に既にボールを放った後で起こるはずの
一通りの大惨事が経験できるかもしれません。
でもそのときすでに審判は行動不能で無力化されている。
ロゴ・ダウの異星人め (スコア:0)
要するに、ロゴ・ダウの異星人を根絶やしにするために使った奥の手、準光速ミサイルってこと?
Re:ロゴ・ダウの異星人め (スコア:1)
コメントありがとうございます。
『伝説巨神イデオン』は名前だけ(その後のアニメに与えた大雑把な影響を含む)しか知らないまま作品を見ても読んでもいないのでそう尋ねられても回答不能です。ごめんなさい。
// ロゴ・ダウで検索してもっともそれらしいバッフ・クランの項の説明を
// ウィキペディアであたってみたけど、なんとなく違う感じがした。
Re: (スコア:0)
いかんな。いかんよ。イデオンは観ないと!
いかにもスポンサーの都合で3対合体するメカとか
いかにもスポンサーの都合で追加されたイデオンガンとか
計算結果の無限大を素直に受け入れちゃうご都合主義とか
ジム神様の破天荒な無双っぷりとか
トミノの皆殺しっぷりとか
生命発生の描写だろうけどいきなり海の実写が流れるとか
いやー、突っ込みどころが多すぎて列挙に苦労するわ
まあとにかく観ておきなさいって。
Re:ロゴ・ダウの異星人め (スコア:1)
コメントありがとうございます。
作品に無限の愛を抱いているということは十分わかりました。ども。
同程度にクンフーを積めるかどうかは断言できなくて相済みません。