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shimashimaの日記: 読書日記@2004年4月28日

日記 by shimashima
昨日の読書

日経BP社「ソフトウェア開発55の真実と10のウソ」ロバート・L・グラス
  ~ 177 ページ

日経BP社「国産ロケットはなぜ墜ちるのか」松浦晋也
  ~ 289 ページ 読了

角川春樹事務所「メシアの処方箋」機本 伸司
  1 ~ 22 ページ

「ソフトウェア…」と「国産ロケット…」は通勤の電車内で、「メシアの処方箋」は自宅での読書。「メシアの処方箋」は、二冊あるサイン本のうちの一冊。余っているほうはもっても仕方ないし、古本屋でうるのもなんだから、ほしい人がいれば譲りたい。

# 希望者はこのストーリーにコメントをつけてもらえれればいいKな。
## というか、ほしがる人がいるかどうか。

さて、読書中の本はおいておいて、読了した「国産ロケットはなぜ墜ちるのか」について感想をいくつか。

著者の松浦氏はここ/.Jで宇宙関連のストーリーで、よく情報源となるなど宇宙関連に強く日経BizTechでもライター。その著者の最新作が「国産ロケットはなぜ墜ちるのか」である。
内容はタイトルに現われているが、補足をすると昨年末のH-IIAロケット墜落の原因について技術論ではなく、技術的な原因が発生してしまう背景について深く掘り下げて追求していっている。
墜落の間接的な原因としてあげられているのは、過小な予算、組織の官僚支配、無教養な政治家、現在の航空宇宙関連の受発注体制、対アメリカの外交政策と日本の宇宙開発における目標の無さ。これらはそのまま章立てと一致している。(実際の章には、これに気象監視衛生「ひまわり」について1章追加される)

この本を読む限り松浦氏は一貫して現場の技術者を擁護する姿勢をとっている。前線で働いている技術者は制限された環境で最前の努力をしている。だが、限られた環境ではやはりいつも最前の結果をだせるわけではない。技術者に十分な力を発揮させることができる環境はどういったものか、そして実現を阻むものはなにか。明確に論じている。

この本を「日本も1年あれば有人宇宙飛行は可能」と論じた石原慎太郎東京都知事に読ませたい。少ない予算で最大限の結果を出した日本の技術者は優秀だろう。だが、技術開発は一朝一夕にできるものではない。以前から有人宇宙飛行に向けた技術開発を積み重ねてきていれば、日本でも可能だったのかもしれない。だが、それを許さなかった国の政策の元でどうして可能になるだろうか。

産業界ではMOT(Management Of Technology)の必要性が注目されてきているが、これは国の政策決定レベルにおいてもMOTを意識する必要があるのではないだろうか。
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い

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