snowyの日記: 試験監督
日記 by
snowy
昨日は入試の試験監督をしていた。
試験放棄に関する注意事項が述べられるのも伝統か。最難関大学の最難関学部を目指して死にものぐるいで頑張ってきた彼らの緊張感が伝わってくる。
僕は学歴主義者ではない。しかし、少なくとも学部の四年間、そして出身校として生涯残るものが、たった一日で決まる事は余りに切ない。
この中で、合格するのは10人に1人。200人の受験生がいるこの教室では、僕の後輩になるかも知れないのはたった20人。他の者は敗れ去っていく。たかが監督員だが、それでも、全員を合格させたくなる。なぜ、選ぶ必要があるのだろう。答えは分かっていても、そう思う。競争社会の中で、せめて学校だけは。
試験が進むにつれて、肩を落とし、うつむいたままの少女がいる。やがて彼女は再び答案に取りかかった。
試験が終わる寸前になっても、空欄の多い解答用紙と格闘する受験生がいる。
かつての自分と同じ目をした受験生は、この中にいるだろうか。
いずれにしても、彼らの緊張感、あるいは、いや、むしろ、僕がかつて抱いた緊張感は、これからの僕のものでもある。
一日中、この事を考えていた。
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