soramineの日記: 道徳の基準 4
道徳に関しては、特別、題材にするほどのものでもないような気がするですけれど、でも問題とされている事柄でもあるです。ボクと輿論の間では、ちょっと感覚がずれているのかもしれないですの。そこで、「道徳」についてちょっと辞書を引いてみたです。
ある社会で、人々がそれによって善悪・正邪を判断し、正しく行為するための規範の総体。法律と違い外的強制力としてではなく、個々人の内面的原理として働くものをいい、また宗教と異なって超越者との関係ではなく人間相互の関係を規定するもの。
最近とみに聞く「モラルが問われる」という問題は、その求めるところの規範の基準が、個人自身の考えや地域、または環境などによって異なることに起因するのだと思うです。たとえば、ある社会では「赤信号の時は絶対に道路を横断しない」という基準で、またある社会では「赤信号でも車が来なければ道路を渡って良い」という基準で、さらに別の社会では「信号なんてあってないようなもの、無視無視」という基準になっているような感じですの。これらの社会に属している人が、ある時に交わると、律儀に信号を待つ人を横目に、赤信号で道路を渡る人がいることになるです。一方は「けしからん」と思うでしょうし、もう一方は「何であそこで立っているのかな」となるです。
それぞれの基準が異なっている、つまり別々の次元……別々の社会に属しているわけですから、考え方も異なるし、軋轢が生まれるのも当然といえば当然かもしれないです。基準が高潔な方はおそらく「低俗な」「野蛮な」という感情を抱くかもしれないです。基準が低い方(時に無法であったりするのでしょう)にとっては「何故?」「無意味」などの感情を抱くかもしれないですの。
となると「モラルが問われる」という発言はあまり意味をなさない気もしてきたです。おそらく高い基準のモラルをもった世界から見た発言かとは思うですが、そもそも世界……次元が異なるわけですからもともと理解できていなかったり、別の基準で考えられているですの。
たとえば、「郷に入りては郷に従え」ということで高い次元の道徳を強制することも方法の一つかとは思うです。けれど、それは内心から見たものではないですの。やんわりと理解していただくというのもあると思うです。けれど、わかってもらえなければそれまでですの。法のように、明文化された絶対の基準があるわけではない(厳密には法も絶対ではないですけれど)だけ、難しいものはあるかもです。
そもそもそういった「問われるモラル」がどうなのかという話も出てきてしまうです。だからと言って、何もかも混沌であるというわけでもないですの。
道徳は人間相互の行動における判断基準である、とすると、もちろん基準は人それぞれで変わるし、それぞれの考え方を尊重する……これは異文化とのコミュニケーションとかでも同じかもしれません……ことは大事かと思うですが、よりよい社会、世界にしていこうというところを考えることも大きいかもしれないですの。「情けは人のためならず」ではないですけれど、人間相互ということは、つまり、相手(もしくは誰か、何か)のために行動することが、めぐりめぐって自分に返ってくることもあるかとは思うです。また、アンフェアなことをしないとか、そういったこともいわゆる道徳的に良いことなのかもしれないですの。
さて、また別のところからも考えてみるです。
モラルが高いからと言ってそれが本当によりよい世界なのかどうかはわからないですし、単に一部の人たちが暮らしやすい世の中になるだけかもしれないですの。モラルの低い社会であれ一定の秩序はあるとは思うです。また、高すぎる道徳はおそらく息苦しい世界になりそうな気もするです。中庸が良いのかな?
さらに、社会不安が広がればそれだけ道徳に割くことのできる労力が減るような感覚もあるです。生物としてその生命の維持は最低限の欲求になるですから、生きるか死ぬかという選択をしなければならない時があったら、生きるために犯罪に手を染めるというのはごく自然なことかもしれないですの。道徳どころの話ではなくなってしまうです。
とりとめがなくなってしまいましたです(^^;
もともと絶対の基準がないもので、個人の裁量に委ねられているものでもあるですから、これといったものがないのは当然といえば当然かもしれないです。けれど、影響を与えるものはいくつかあるみたいですの。環境や時代、昔からの慣習や風習。手がかりにはなりそうです。
些末的な事じゃなくて (スコア:0)
すると「全ての存在が存在し続けること」という結論に達した。
これは絶対に守れないし、細かなことは何一つ決めないからいちいち考えなきゃいけないけど、方向性は決まるルール。
それを踏まえて、聖書で語られている神の名前の意味を知ってると、少なくとも世界中の聖書を教典とする宗教の信者が...
#「やはうぇ」は古い言葉で「存在する」という動詞の現在分詞
ちっとは参考になったかな?
Re:些末的な事じゃなくて (スコア:1)
存在というキーワードは鋭いところを突いていると思うです。
参考になったです。ありがとうですの★
-------- SORAMINE Yukino
難しいね。考えちゃったよ。 (スコア:0)
「道徳」の入り口として、最初に直感した「感覚(いい、ダメ)」を大切にすることも悪くない。いかがでしょう?^^;
Re:難しいね。考えちゃったよ。 (スコア:1)
けれども、それもやはり個人差があってしまうですの。社会というのは個人の集まりであるので、そこに有意な差があると、そこが引きがねになって事件になるですの。
そのために法があり、また地域の慣習などもあるかと思うです。
参考になったです。ありがとうですの(^^;
-------- SORAMINE Yukino