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日記

sumiyakiの日記: 『正解するカド 』「第9話 ナノミスハイン」までの感想・妄想(ネタバレあり) 8

日記 by sumiyaki

正解するカド
11. 第9話 ナノミスハイン
の感想と勝手な妄想 
ネタバレあり

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異世界の存在が作った計算機たち。
主人であるその存在が絶滅してしまい、計算機の根本的改良・進化はできなくなった。復旧的な単純な作業は自動システムでできるので、システムの動作は維持されていた。

そこで、計算機の内部に多数のシミュレーション宇宙を作り、主人となりうる者の出現を待った。

とある宇宙のとある銀河系のとある太陽系のとある地球に、想像力・創造力ある何かが発生、進化した、
そこで自分たちのシステムの改良・進化のための要員として多数スカウトすることにした。
その世界の中でも
創造性が高いという調査結果のある日本
というところに、現地事務所を置くことにした。
しかし、当該宇宙の管理をしているAIとの対立もあり、要員=新しい主人たちの確保には困難が予想された。
AIたちは新しい主人を見つけられるのか?
というのが大きなストーリーじゃないかな? www)

技術(AIなど)の発達は指数関数的ではあっても量的な進化であり、技術革新による人間社会と人間の質的進化こそがシンギュラリティの本質である、というようなことが脚本・野崎まどのメッセージのような気がする www)
質的変化を克服しさらに進歩できる道、こそ、「正解」で、その質的進化に耐えられず、元主人たちは滅んだのかも。

私としては、技術革新の果ての果て(無限の電力、睡眠も不要、重力の制御、.....)に、資本主義や貨幣経済がどうなるのか、知りたいところ。ポスト貨幣経済のイメージの片鱗でも見ることができればラッキー。このシリーズのアニメでそのあたりが表現されるかどうか。

結局、過度の技術革新は「正解」ではなく、このシリーズの結末としては、何人かは異方のAIたちの新しい主人となるが、この世界は部分的に元に戻って、自然な進化に任せることになりそう。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • ザシュニナが来た目的は、人間を異方に連れて行く、ということ。
    それはなんの為に?

    今の我々の世界でも、人間に匹敵、凌駕する人工知能を作ろうと。いろいろ研究開発がされているわけです。それができて、さらに、シンギュラリティ、ポスト・シンギュラリティの時代に進むとすると、
            ★人間(人間社会) + 人工知能(技術革新) --> 人と技術のハイブリッド --> ポスト・ヒューマン
    というような予想もあるわけです。
    アニメ(正解するカド)の世界の人間も、異方からの超技術により、シンギュラリティを経験し、ポスト・ヒューマンに向かうのか、どうか、という地点にいる。

    ふと思うのですが、実は異方存在もポスト・異方存在を目指しているのでは?
    一人でもよいから異方に連れていければ、後は複製できる、みたいなこと、言ってましたね。
            ★宇宙を作って(シミュレーションして)、人類を生み出す
                      --> 異方につれて行き
                      --> 異方存在とハイブリッド
                      --> ポスト・異方存在
    なにか、異方存在に不足している要素を生じた人類でもって補う、という感じですか。

    といった、二重のシンギュラリティの話のような気がしてきた。

  • 第11話 ワノラル観た後にて 

    真道がザシュニナに、サプライズをお見舞いする、みたいなこといってた。
    情報はbitsやbytesで測るということもあるが、受け手に与えるインパクトによって測れる、という面がある。それが、サプライズということ。

    それには、相手の弱点を突く、というのがひとつ。
    しかし、異方存在に弱点なんてあるのか?

    弱点はもしかすると、異方存在がおそらく不死である、ということかも。
    沙羅花は、人間は儚いから尊いのだ、という意味のことを言っていた。とすると、異方存在は死を克服して不死になっているのだろう。

    不死ならば、子孫がいない、という可能性がある。
    生殖をしない、有性生殖をしない、という可能性がある。
    沙羅花と真道の性行動もそれを意味しているのかも。

    そうなれば、多様性が生まれにくい。その結果、進化ができない。
    その対策として、無数の宇宙を作って人類のようなものの出現を待った。
    究極の目的は、異方存在が不死のまま、人間を同化することで、多様性を増大するということ。

    それに対して、真道の提案は、自分と同化して、異方存在に生殖と死、つまり進化を授けようとしたのではないか。

    結末としては、融合してザシュニナと真道の複合体になり、沙羅花との間に子供を作る。それが、ポスト・異方存在の新しい時代を切り開く。
    その何十年後の地球の様子を短く描写して、end。

    なんてね WWWWW

  • アニメ「正解するカド」最終話を観た後の感想、考察と妄想(ネタバレ有り) / 世界観1 [ph3j.com]
    書きました。
    計算機内シミュレーション世界だっていうSFではよくある話。

  • by Anonymous Coward on 2017年06月15日 15時47分 (#3228478)

    違和感を感じるところがあるとすれば
    「新しい主人を見つけられるのか?」
    ですね

    その考察からすると
    誕生した知性は下層管理領域下のもであり
    上位たる主人と見做せない仕様のような気がします

    もしかしたらその矛盾が
    上位異方存在が手を引くオチに繋がるのかもしれませんが

    滅びについては
    資源枯渇で地球で眠りに就いたとか
    新天植民惑星へ探索放浪中とか
    量子コンピューティングによる観測が暴走して確定しちゃいけないものがうんたらとか
    結構いろんなケースをもってこれそう

    資本主義や貨幣経済については
    それほど問題にならないかも
    現代でも時差を活用すれば
    24Hフル稼働で経済を回せますので

    # 働く自分、惰眠の自分、バカンスの自分、etc...この私はやがてどれに従事するのか。。。

    • コメントありがとうございました。自分が産みだしたものを主人とする、というのも、確かにおかしい、と言えばおかしいですね。

      真道: お前は神なのか?
      ヤハクィザシュニナ: 完全な錯誤だ。私はただの異方存在だよ。神という表現を用いるなら、本当の神の奇跡は君たち人類の事だ

      ここはすごい奇跡=神の奇跡、つまり産まれる確率が超低かったということなんでしょう。
      そこから、人類を神と崇めたい、という気持ちさえ、異方存在に生まれて来そうなくらい。
      ちょっと無理があるけど、

      人間の脳が産んだ「神」; 神を主と崇める
      異方存在の計算が産んだ「人類」; 人類を主人と崇める

      異方存在には人類が生み出す「情報」が重要で必須らしい。
      ここがちょっとわからないのですが、異方存在は超超スパコンであって、科学技術も超絶進んでいる、らしい。何故、人間が生み出す情報が必要なのか?
      異方存在は超シンギュラリティの超AIなんだろうけど、人類に劣る面もあるのかもしれない。進化は偶然、たまたま、だから、あらゆる面で必ず凌駕し尽くすとはかぎっていない、と考えたい。

      ということにして、異方存在には不足しているものを人類から補おうとしている、という表現にしてもよいかも。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        上位異方存在やサンサを見た人類にとっては
        全てが並列であって特定ではなくなってしまうのではないでしょうか

        「人類が生み出す情報」とは
        上位異方存在よりも低い並列や特定であるのではないかと

        何かを得れば何かを失うものであり
        全てを得ることはすべてを失うことに等しい

        いいかえると「固執」する何かを欲しているのかもしれません

        ナノミスハインの回で初めて見せたヤハクィザシュニナの感情のような発露
        それは固執する何かを求める渇望のような印象を得ました

        そして早すぎたことによる失望と静かなる癇癪

        無かったことにできてしまうことによって得るものと失うもの
        ヤハクィザシュニナの変化・取捨選択も見どころな気がします
        徭沙羅花も元はヤハクィザシュニナのような感じだったのかもしれませんね

        # 人類にとっての信仰との対比はとても興味深い

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長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds

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