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taggaの日記: [読書] 日本語の語源を学ぶ人のために

日記 by tagga

吉田金彦 (編) (2006) 『日本語の語源を学ぶ人のために』 世界思想社 (ISBN 4-7907-1224-9 [アマゾン])。

日本語の語源研究について、 広い範囲を、ヨタを含めて解説しようという教科書を目指した 「闇鍋」のような本。 なんか、1つの教科書として成立するには、 両方の意味で discipline が足りない気がする。

語形成と民間語源の話はもうちょいちゃんと書いて欲しい。 後者の話では、認知言語学の人に噛んでもらった方がよかったと思う。 また、 接触言語の話も一般にはどう考えられているのかをちゃんと書いて欲かった。 接触言語はかなり研究が盛んなのだが、 その辺を系統を考える人も取り入れて欲しい。

吉田先生が紹介する、 語源研究と系統論は専門にしちゃいけないという金田一京助先生の 言葉は非常に大切な大きな意味を現代も持っていると思う。 以前より同じことは思っていたが、 この本を読んでますますその意を強くした。

# 説明できることと、 仮説として世に出せることの間には、 大きな河が流れていて欲しいと思う今日この頃。

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