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taggaの日記: 倫理の黄金律とマゾの道徳 2

日記 by tagga

倫理 (ethics) と道徳 (morals) のちがいは、いろいろと考えが分かれるけど、 前者が普遍的な規則によるもの、後者は集団でのより具体的なものと考えることが多い。 倫理の黄金律は、これも細部が異なる版が多くあるが、次のようなものだ。

自分がされたら嫌なことを他人にしてはいけません。

この規則は、いっけん簡単だが、実はやっかいである。 まず問題になるのは〈困ったちゃん〉である。つまり、こういうことを言うような人だ。

僕は他人をいじめるのが好きです。好きなことを止められるのは嫌です。 なのに僕がいじめようとすると止められます。 いじめを止めるような人は、黄金律に反しています。

こういうアホはほっといて……。いやまあ、 現実には結構いるので対策は考えとかないといけないし、 けど「お前はどうよ」と言っても理解してくれないから、それなりに厄介。

本当に問題になるのは〈困ったマゾ〉である。つまり、こういうことを言うような人だ。

俺はマゾだ。殴られると気持ちがいい。 だから、俺は人を殴っても黄金律に反しない。

他の人はちがうのではとこういう人に言うと、次のように確認するのである。

お前はマゾか。「ちがう」(ごき) 遠慮するな。お前はマゾか。「ひがふ」(めき) 正直でないな。お前はマゾか。「……」(めり) これが最後の確認だ。お前はマゾか。「ふぁい」 よく言った。これはお礼だ。(どしん) おや、快感のあまり逝ってしまったようだ。 ところで、みんなマゾかな。

もちろん、この〈困ったマゾ〉を殴ったりとすると、お礼として倍返しで殴られる。

こうして〈困ったマゾ〉による支配が確立すると、 マゾの「素晴しさ」を営業的に称えるやつも出てくるし、 それを信じる試験秀才も出てくるだろう。 そういうマゾを礼賛する人たちは、 もちろん「マゾ」なんて言葉を直接的に使わないだろう。 そのかわり、庶民がマゾであるべきを忘れないような「社会的装置」を作ることになる。

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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」

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