taggaの日記: この盛り方はひどい
日記 by
tagga
HPVV(HPV vaccination、いわゆる子宮頸癌ワクチン)の池田班のマウス実験での 「不正」の話。
- 村中璃子. 2016-6-20. 子宮頸がんワクチン薬害研究斑: 崩れる根拠、暴かれた捏造. Wedge, 7月号, pp.40-44.
- 村中璃子. 2016-6-17. 子宮頸がんワクチン薬害研究班に捏造行為が発覚: 利用される日本の科学報道(後篇). Wedge Infinity. http://wedge.ismedia.jp/articles/-/7080
- DrMagicianEARL. 2016-06-20. 「HPVV(子宮頸癌ワクチン)で脳障害」の根拠となる動物実験に捏造疑惑. 『EARLの医学ノート』 http://drmagician.exblog.jp/24470976/.
- Tsuyoshi Miyakawa. 2016-06-21. HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)薬害研究班の捏造について. Togetter http://togetter.com/li/990218
池田教授の主張は、HPVVの「副反応」は自己抗体による脳障害であり、 その証拠は(1)HLA型と関連がある、(2)マウス実験でHPVVのみ脳に抗体が沈着する であった。 (1)については、保有率と遺伝子頻度が混同され、統計処理にも問題があった。 そのため厚労省がそうはいえないという文書を出すにいたった (平成28年3月16日の成果発表会における発表内容について)。 今回のは(2)である。
記事が正しければなんだけど、 捏造というより、改竄だと思う。 けど、ウェイクフィールド化しないように早めに調査して欲しい。
- 仮説に都合のいいデータが出るようにビシビシに不自然な設定をしている。
(ここは可能性の追及ということでとりあえず、OK) - 抗体の沈着が、これまで信じられてきたように、
HPVVを接種したマウスに起きたのではなく、
他のマウスの脳に接種したマウスの血清を直接ふりかけたばあいに起きている。
(想定されている仕組みと全然違うことを調べるのは不審をもたれるだけだが、 実験方法に書いてあればOKあつかいにはなったはず。 論文でないので省略したと言いはるつもりなんだろうか。) - 実は、実験方法から予想されるように対照群でも沈着が起きていたが、実験群では起きたものを、対照群では起きなかったものをスライドにした。
(チェリー・ピッキングだけど、具体的な説明文がなければ、グレーと言いはれなくもない) - ところが、発表されたものには「サーバリックスだけに自己抗体(IgG)沈着あり」と誰によるのか知らないが書いてある
(池田修一, 2016-03-16, 子宮頸がんワクチン接種後の神経障害に関す
る治療法の確立と情報提供についての研究, p.59)
(ここがコアなので、論文ならたとえhonest errorでもretraction取り下げで、 corrigendum正誤訂正では済まないはず)
研究者間の連絡がうまくいかなかったことによる ウッカリミスの連続と言いはれなくもない微妙なラインで積んできているけど、 実験者と発表者の少なくともどちらか (記事からすると発表者)が研究不正になると思う。
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