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日記

taggaの日記: いや tangent わかりやすいやろ

日記 by tagga

「数学の用語」http://b.hatena.ne.jp/entry/thewordisgreat.hatenablog.com/entry/2017/09/15/002859 っつーのが目に入った。 日本語と英語で数学用語がどちらがわかりやすいか。

日本語で学問をするとき、 古典語要素、つまり漢語要素を使わないと無理。

英語などでも同じで、 古典語要素、つまりラテン語・ギリシア語要素を使わないと、無理。

tangent《触れている》については、 ラテン語の動詞 tango ("私は触れている", [未完了能動]不定詞 tangere, 完了 tetigi "私は触れた", スピーヌム[目的分詞] tactum) の現在分詞共性対格形 tangentem に 由来する。

だから、tangent line は 《触れている線》=「接線」、 tangent function は 《(円に)触れている(従属変数となる量を与える)関数》=「正接関数」(従属変数と関数は混同されてきたことにも注意)。

語根 √tag に未完了の接中辞 -n- がついたのが、tang- で、 tangible = tang- + -ible《触れられる》>《明白な》, tangency = tangent + -y《接触状態》などが英語にもある。

√tag に -t が付いたのが、tact で、この系列も多い。 tact 《触れること》>《触覚》>《(識別力のある)感覚》、 tactful = tact + -ful 《感覚-いっぱい》>《感覚のするどい》、 contact = com- + tact 《ともに-触れること》>《接触》、 intact = in- + tact 《ない-触れた》>《損なわれていない》。

ついでだけど、rational については、 ラテン語からそのまま借用 ratio 《比》、 ラテン語から学問語として借用 ration 《(比による)割当て》、 ラテン語からフランス語を経由した reason 《理性》 の形容詞になる可能性がある。 実際には、ration のものは観察されないが、他の2つはある。 rational 《有理(の)》は《比である》でとくに問題がない。

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あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall

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