taggaの日記: 英語、文字足りてない感 2
やっぱり英語が嫌いや……。
例えば、〈-ull〉という綴りなんだけど、 〈u〉は「短く」読むときは /ʌ/(現代では[ɐ]に近い発音の方言が多い)が、 本則なのだけど /ʊ/ と発音することがある。 例えば、標準的な発音だと、gull は /ʌ/。 それに対して、pull, bull, full の唇音始まりは /ʊ/ だけど、 mull が裏切って /ʌ/。 これ実は方言ごとに、/ʌ/ になっている割合が違うので、 母語話者は適当でいいけど、 僕たち外国人には、なんとなく標準発音をしろという圧力あるし。
つまり、この /ʊ/ なんだけど、短い [u] が /ʌ/に変化したとき、 残ったもの。 short u を /ʌ/ に取られたので、 他にいい文字がなく、二重字に頼って short oo と言われている。
実際、この〈oo〉自体は /oː/ > /uː/ の変化が本則なのだけど、 なぜか /uː/ > /ʊ/ の変化までしているものがある。 food は /uː/ だけど hood は /ʊ/、 逆に foot は /ʊ/ だけど hoot は /uː/ とか、 どこまで外国人泣かせなんだろう……。
それはともかく、short oo こと /ʊ/ を、 発音記号を使わずにどう説明しているのかと、 USAで出された高校生向け単語帳をみてみたのだが、 発音キューのところにないなあ。
基本的に「難しい」感じの語には出て来ないからなあ。 〈u〉でも〈oo〉でも 母語話者なら普通に知っている単語に出て来るし。
けど、外国人、とくに読み書きメインだと、こういう「易しい」やつが困る。
どっかから、sight words のリストを拾ってきて、なんとかしよう。
英語の読みは難しいですね (スコア:0)
一次情報を見つけられませんが、米国の大統領と英国の首相での会話で以下のような会話があったと、読んだことがあります。
大統領「スケジュールを確認してくれ」
首相「どこでそんなひどい英語を習ったんだ」
大統領「シュールで」
おそらく、 schedule はイギリス英語ではシェデュールでしょうが、アメリカ英語だとスケデュールで、どちらも sch それを非難されて、アメリカ英語ならどちららも規則的に読むこととして、皮肉を込めてイギリス風に schedule の最初の三文字の読み方に合わせて school を読んでシュールと発音したという話があったようです。
実際にあった話なのか、単なる joke か、ロシアでいうところのアクネトードのようなものなのかもしれませんが、よくできた話だと記憶に残っています。
クイーンズorキングス (スコア:0)
自分は幼少期をアメリカで過ごしたので、アメリカ英語はネイティブと言えるレベルにあります。
そんな自分ですが、エリザベス女王のスピーチを聞いた時に「全く」理解出来なくて、衝撃を受けた経験があります。
変化などのブレを極力排除してきたと思われる、由緒正しきEnglishというものに触れた衝撃を、出来るものならばスラドの皆にもおすそ分けしたいものです。