taggaの日記: 混ぜるな、まあ、危険じゃないけど 2
毎度思うのだが、語源系単語帳を書いてる人って、 歴史言語学つーか言語史をそれほど尊重してくれないなあと。
例えばである。
英語や、それに影響を与えたラテン語・フランス語、ギリシア語の祖語である インド・ヨーロッパ祖語には *en 《中に》という語根があったはずである。 *は推定形の印。なにしろ文献がない時代のもの。
英語では、これから前置詞の in ができている。 接頭辞でも使う。 例えば、intake。
ギリシア語では、これから前置詞の en ができている。 接頭辞でも使う。ギリシア語由来の英単語であれば、 energy = en-erg-y = in-work-y。
ラテン語では、これから前置詞の in ができている。 接頭辞でも使う。ラテン語由来の英単語であれば、 inhibit = in-hab-it = in-have(-ed) 《抑制する》。 a > i の変化は、ラテン語の古い時代に語頭に強勢が移り、 語中の母音が弱化したから。 have と羅 habere は主要説では別語源で、have は capere に対応し、 habere は give に対応する。 また、英語では諸般の事情で、過去分詞っぽい形が動詞の原形になることが多い。
ラテン語から発達したフランス語では、in が en になった。 接頭辞でも使う。中世のフランス語に由来する英単語であれば、 enlarge = en-large = in-wide。
英語では、強勢のない母音の弱化が起きて、 強勢のない語頭では en- と in- の区別がなくなる。 それをいいことにラテン語っぽく綴るものが出てきた。 inhabit < †enhabiten = en-habit-V=in-hab-it 《住む》 などがそう。 「ラテン語母音弱化」が起きていないことに注意。 なお、古フランス語の†enhabiter に由来。現在では en- のない habiterを使う。
無論こういうことを学習者に説明すると混乱するので 書く必要はないのだけど、 著者自身が分かって書いているのか不安な書き方ばかり。
歴史言語学の授業がある大学は少ないし、 英語史の授業がある大学も減っている感じがある。 その上、 そこでフランス語史やラテン語史まで説明はできないだろうけど。 けど、こういうもの作るなら勉強して欲しい。
日本語圏においてのフランス語と英語のソレのアレ (スコア:0)
Adventureって単語をアドベンチャーと英語読みだと剣をもって冒険とか、ライフルもってジャングルとかサバンナとかそんな感じ
でもアヴァンチュールってフランス語読みだと男女間の一夏の海での冒険みたいなえちい感じ
メイドさんもフレンチが接頭辞に着くとエロさ満点ってのとかはどう言う解釈すればいいんでしょうかね?
あんまり言語圏によるこだわり要らないんじゃなかろうか?と思ったり思わなかったり。
#フランス書院ってそういうことなのかー(驚き
Re: (スコア:0)
フレンチ・キスは軽いかディープか。