taggaの日記: 多数決では届かない意見を届かせる仕組みだったはず 1
長野剛. 2018-10-08. 根拠欠く教科書 どう評価?悩む先生 教科になった道徳. 『朝日新聞』https://www.asahi.com/amp/articles/ASL9N6D4WL9NULZU018.html
こっちは、旧聞:
『赤旗』2018-09-24. 日本教科書の道徳教科書 採択は3地区のみ.
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-09-24/2018092415_01_1.html
下のは元・面妖本出版社、現・ヘイト本出版社が教科書用子会社を作った件。 3市が採択だけど、うち2市が、出身県……。 この売上げだと、さすが赤字がきびしいはず
こういう不誠実な教育にどうしてなったのかという話なのだが。 僕たち認可行政下で生きている下々は、文科省が……、中教審が……と、 怨嗟の声を上げるけど、 実を言えば、官邸の教育再生実行会議で作られた流れが進んでいるだけ。 ここで活躍したのが、 教育学のT先生や法学のY先生であり、元・文科相のS氏。
T先生は、中曽根時代に臨時教育審議会に、ほぼ業績なしなのに抜擢されて、 という不思議なことがあるわけである。
審議会などの会議体は、多数決では届かない、 専門家や当事者の声を行政や政治に反映させるためなのだけど、 そこに「お友達」をつっこめば、お墨付を与える機関になるというのが、 いわゆる「審議会行政」。 今では、状態が悪化して、 さらに官邸の私的諮問機関で方針を決めて、官庁に押し付ける状態。
実は「道徳」の話よりも、問題になりそうなのが、
「教職再課程再認定」で、
ようやく、いわゆる「科学クラスター」でも微妙に話題になりかかっているけど、
遅いわ! もう書類をやりとりしまくって、審査中じゃ。
修正要求どれだけくるのかなあ……。胃がしくしく。
本来なら無関係なんだけど、関心もってくれる同僚が少ないからなあ……。
こっちも、いろいろポイントがあるけど、 教科科目と教科教育法をまとめることができる、 教育実習・インターン・ボランティアの一体化、 体験的学習の重視、あたりが、あとあと響くはず。 言われた通りに制度を実装すると、付属校ありの教育学部でないと無理っぽで、 しかも大学上級の専門科目をいつやるのという話。
ぶっちゃけ、、 専門教科の理論的な部分を知らない教員を求めているんじゃないかという気が ……。
教員目指して最初の会社辞めた後 (スコア:1)
同じ様な視点の分科会が立った教育改革国民会議 [wikipedia.org]なんてものにも出会いましたですな。
どこかで見たよなメディア芸者どもが跋扈した揚げ句、噴飯ものの報告を残してくれたのも同じでした。
江崎先生もすごいストレスでしたろうな。