taggaの日記: 子母法メモ (1887年、1888年)
日記 by
tagga
同じ編者の1884年のものは、上下で目次にはあるけど、上だけで、この項目にはまだ入っていない。 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/826828
- 田中矢徳 編. 1887. 『摘要算術教科書』3巻. 東京: 攻玉社. https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/826846/27
p.48 の第5篇「子母法(百分率)」:
…… 今此等の奇零を乗率と命ず 是れ本数に乗じて其分
文を求むべき乗率定立と云える義なり 而して本数を母数と命じ 本数の分を子数と命じ 子母両数の和を総数と命じ 母数より子数を減じたる余数を較数と命ず
同時代。
- 横山三平 編. 1888. 『算術教科書 : 普通教育』下巻. 東京: 文苑堂. https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/826869/41
p.41 の「百分算 三理論問題」:
- 百分算とは如何
- 百分三の五圏とは如何
- 内割外割を詳解せよ
- 百分算にて左の七件の算法を記せ
- (甲) 母数及び乗率已知子数を求む
- (乙) 子数及び乗率已知母数を求む
- (丙) 母数及び子数已知乗率を求む
- (丁) 母数及び乗率已知総数を求む
- (戌) 総数及び母数已知母数を求む
- (己) 母数及び乗率已知較数を求む
- (庚) 較数及び乗率已知母数を求む
この時代だと訳語が固まっていないので、他にもいろいろ。 「元数」「得数」「率」もある。 「元高」「歩合高」「歩合」が後に文部省系(⇒藤沢や高木)が使うもの。
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