taggaの日記: 未婚ひとり親の税金問題 2
日記 by
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- 湯浅 誠. 2020-01-28. 事実は小説よりも奇なり 母子家庭の貧困. Yahoo! Japan News. https://news.yahoo.co.jp/byline/yuasamakoto/20200128-00160534/
- 古垣 弘人. 2020-01-15. 未婚ひとり親 税金「差別」との戦い. 『NHK政治マガジン』https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/28625.html
母子家庭で未婚だった場合に税金の軽減措置が、死別や離婚のようにはなかったのが、ようやくなんとかなりそうという話。
「貧困の女性化」という現象がある。先進国で貧困家庭の世帯主の女性の割合が増えていくというものである。 これについては「日本の女性は貧困の女性化を達成するほど自立していない。 離婚や経済的自立には手が届かないのだ」(Axinn 1990)という有名なまとめがある。 とはいっても、日本において、女性単身世帯と母子家庭の貧困率は高い。 就業率が高いのに貧困率が高い。 母子家庭については、再配分(税金などを取られて、給付などを受ける)すると貧困率が上がる年すらあるという状態である。 この辺の話の、じゃっかんあおり気味の解説が上の記事。
こういう状況の原因については、 女性が採用されやすいのが賃金の安い職種であること (保育士とか司書とか生活できない)、 離婚しても養育費を払わない父親が多い (公的な機関による取り立てがほぼないし) ということと並んで、 未婚の場合に税を軽減したり補助を増やしたりすることに、保守派が「伝統的家庭を破壊する」と言って、反対してきたということがある。 これに対してさすがに自民党の女性議員も問題と思い始めてくれたというのが、下の記事。
伝統的家庭とかどうでもいい立場だけど (スコア:0)
伝統的家庭を大事にするなら、その伝統的家庭に補助金つぎ込むなり
婚活事業に補助金つぎ込むなり積極的に仲人になるなりしなさいよ、と。
そちら方面で保守派が頑張ったという話は聞いたことない。
Re: (スコア:0)
そりゃアンテナ低すぎやで…