taggaの日記: 同業者には評判悪いが、かなりまし 2
日記 by
tagga
- EduA 編集部. 2020-02-24. 小論文の基本は作文 「赤門の神」が教える文章の磨き方 200字で「型」を身につけよう. 『朝日新聞EduA』https://edua.asahi.com/article/13108926
この中に出てくる次の流れを同業者たちが批判している。
- 意見
- 理由
- 経験
- 結論
これが嫌なのは、次の2つのせい。
- 意見 = 結論として、提案や価値判断を書かれてしまう。
- 経験として、そのときの感じや気持ちを書かれてしまう。
けどさ。 訓練されていない学生だと、 気持ちの流れにそった、明確な構造なく、何が主張なのかを行間から読まないといけない日記文学を書くんだよ (この辺は、飯間先生の『伝わるシンプル文章術』を参照されたい)。 そういうのに比べると上のようなものは相対的に上位になる。
手直しするなら:
- 現実がどうであるという意見
- 理由
- 証拠、体験によってもいいが感じや思いではなく客観化したもの
- 結論 = 1の意見
もう少し長い版だと次のような流れ。 《主張は反論だ》(They say/I say[Gaff & Birkenstein])というのが日本の作文教育でかなり足りない点。
- 現実がどうなっているかの疑問
- 反対説
- 反対説の根拠
- 自説
- 理由
- 証拠 (それによる反対説への論駁、自説の立証)
- 結論 = 4の自説
へー、使えそうなテンプレだ (スコア:1)
1. 腹が減ったが何を食おう
2. 外食しようと心の声が俺にささやく
3. 店が今目に入ったぞ美味そうだろと
4. いや、やっぱり家で食おう
5. まだ朝の食べ残しが残っているし
6. 残飯があるのに外食は無駄だよ
7. やっぱり家で食おう
却下(朝日新聞及びそれを引用する出題者) (スコア:0)
天声人語や社説、いやこの世に「反対説」など無用。