taggaの日記: むしろ日数教向けの問題なのでは? 2
日記 by
tagga
なんか広まっているらしい https://twitter.com/shelfall/status/1265239397928071168
7/3 m のひもから 1/2 m のひもは何本作れて、何 m 余りますか。
日数教(≒文科省)的には、かけ算は:
(1つ分[名数]) × (いくつ [無名数]) = (全体 [名数])
ここから割り算は2種類あることになる:
- 包含除: (全体 [名数]) ÷ (1つ分 [名数]) = (いくつ [無名数]),
- 等分除: (全体 [名数]) ÷ (いくつ [無名数]) = (1つ分 [名数]).
日数教のお作法では、単位はできるだけ省くが、説明の都合上、書くと:
7/3 m ÷ 1/2 m = 4 2/3 なので、4本.
余りは 7/3 m - 1/2 m × 4 = 1/3 m.
念のためだけど、僕は日数教を支持していない。 だが、 日数教の立場が間違いだという人たちはピーだと考えている。 数学教育の歴史を無視し、別の考えの人たちがどういう定義や公理によるのかを確認しようとしないからだ。
受験算数的には、これは線分図の問題だけど、式は上と同じになる。
数教協的には、(1あたり量) 単位/個 × (いくつ分) 個 = (全体量) 単位、
だけど、
面積 7/3 m = 2 1/3 m、縦 1/2 m/本、横 ? 本 の掛け割図を書くと、答えがみえちゃうから、
つか、仮に見えなければ計算用紙でちょこっと計算して、
7/3 m ÷ 1/2 m/本 = 4本 余り 1/3 m .
問題が良くない (スコア:1)
7/2 m のひもから 1/3 m のひもは何本作れて、何 m 余りますか?
という問題の方が良いのではないかと思います。
Re:問題が良くない (スコア:1)
確かにそうした方が正解率は下るし、論点は明確になると思います。