taka2のコメント: Re:一度電気に変換したほうがいいってこと? (スコア 1) 56
ヒートポンプ自体は、「運動エネルギーを元に熱移動させる」ものなので、
電気である必然性はないです。
電気で動くエアコンは多いですが、
ガスで駆動するヒートポンプも、ガス会社が「ガスヒーポン」とか銘打って推してたりする。
で、化石燃料その他を燃やした場合は、その熱量(エネルギー)分だけしか部屋は暖まらないけど、
ヒートポンプの場合は、投入したエネルギー以上の熱移動ができるので、効率的って話。
ただし、電気ヒートポンプの場合は「化石燃料を電気にする効率の悪さ」を考える必要はある。
ざっくり、
1ジュール分の化石燃料を燃やしても部屋は1ジュール分しか暖まらないのに対して、
1ジュール分の化石燃料で発電すると0.45ジュールの電気エネルギーになり、
末端の家庭に届く頃には送電ロスで0.4ジュールにまで目減りして、
でもヒートポンプのCOPが3なら1.2ジュール分部屋を暖めることができる、
という流れで、COP値が変換ロスより大きければ、化石燃料をそのまま燃やすより効率的になる。
ガスヒーポンの場合は変換ロスがないので、
COPが1より大きければ、ガスを直接燃やす暖房より効率的。