teltelの日記: 天皇と意思決定 2
日記 by
teltel
敗戦までのやりとりを見ていると、結局のところ天皇(あるいは天皇の無謬性あるいは国体護持)というこだわりがあるから、外交的な、戦略的な、また戦術的な選択肢を狭め、足元を見られることになっているという…。
政治には、人に信じさせたことを自分は信じない、という冷徹さが必要だよねぇ。
それにしてもソ連参戦を事前につかんでいたという事実は、かなりの衝撃。満州、千島列島などの悲劇は避けようと思えば避けられたってことだもの。怖ろしいことだ。
そもそも (スコア:1)
江戸時代以降の日本は、一部の時期を除いて組織の意思決定が非常に難しいです。
というか、権限が分散しすぎていて、さらに複雑に絡むので、意思決定が事実上できないといっても良いか。
おかげで、トップはのらりくらりと逃げ回る、中間層は暴走(うまくいけば大成功だが、大抵は組織を危機に陥れる)、下っ端はサボタージュしまくるっと。
それが顕著に現れているのが15年戦争で、軍上層部の指揮を無視した中間層が大陸で暴走しまくり、しかも、出世して軍上層部に戻っていくものだから、余計歯止めが利かなくなっている。
それと同じことがマスコミや世論でも起きて、それを煽った陸軍主戦派(東條英機他)ですら止められなくなったのが、真珠湾直前の日本。
そしてその体制が変わらないので、敗戦を受け入れることもできなかったというのが、昨日のNHKスペシャルの背景ね。
ちなみに、組織の意思決定が難しいのは今も同じ。
数少ない例外は、気がつくとトップが暴走しまくるか、部下に後ろから刺されて討ち死に状態だし…。
利用したものに振り回される (スコア:0)
天皇に判断や決定を委ねていたわけではないにも関わらず、
天皇に「言わせた事」が判断を縛ったり、
その「言わせた事」から在りもしない「発言の背景の意図」を慮って思考にバイアスが掛かったり、と、
そこそこ学歴もあるはずの人達が雁首並べて壮大な茶番を演じていたんだなぁ、と。
現在の日本も、政策を立案している官僚達が大臣に「言わせる」形が徹底されていて、
大臣は自分が言ってる事の意味も意義も理解してないから、公開されている国会の議論自体が茶番化するし、
批判を受けても政策立案者の層には届かないし…