tetsuyaの日記: 終焉
95年と言えば、パソコンワープロ通信が絶世を極めつつある時期だった。海外からの書き込みが目立ち始めた時期でもあり、某フォーラムでジャマイカ在住のメンバーと「知り合い」になって胸をわくわくさせたりとネットの世界にどんどんのめり込む体験をしたのもこのころだ。
海外からの接続はコンピュサーブ経由がメジャーで、ログインでこういう文字化けが出たところでこういうコマンドを打ってとかやっていたのがついこの間のことのようだ。
旅先通信を実践する人たちとの輪がどんどん広がって、つながっていることの楽しさを実感してさらにのめり込んでいった。
オフで知り合いになる人もどんどん増えていった。
そうこうするうちに、自分もアメリカに住むことになりますますニフティのフォーラムはもう生活の一部といってもいい感じになっていった。
そのニフティのフォーラムもとうとう終わりを迎えようとしている。ほとんどのフォーラムがWEB掲示板(WEBフォーラムという名のクローズドBBSだ)に移行するか、看板を降ろすかという選択を強いられているということもあるがそれ以前に、ここ1年で劇的に書き込みが減ってしまったのだ。
ぼくがニフティにのめり込んだのは、商用BBSという形式が好きだったからでもない、多くの人が集い、そこに夢中になる何かがあったからだ。
残念ながら、もうその幸せな日々は終わってしまった。もうそこにはかつての熱意も活気もおもしろさも無いのだ。
でも、これで良いのだろう。ニフのフォーラムにはずっと前からシスオペの権益問題が顕在化していたし、やはりクローズドな世界には限界があったのも確かだ。
ぼくは日経MIXやアスキーネットを経験してないから感傷的になるのかもしれないが、大事なのはメディアではなくてそこに集まる人とそのコンテンツなのだ。
そして、自分が参加してなかったコミュニティには未練はない、ぼくにとってのニフティのフォーラムはぼくのマシンのHDDに蓄積されたログファイルに他ならないのだ。だから、近い将来フォーラムシステムの終焉とともに消えていく膨大な過去ログにも未練はない。
現在巡回しているフォーラムが全て閉鎖されるまで、BBSの巡回は続けるだろう。そして、そのときを静かに見送るだろう。それで良いのだ。
ああ、楽しかったな
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