titoの日記: もう一つのオープンソース物語
「もう一つの」というとおりこれはオープンソース(R)の話ではなかった。
C-NETへ転載,もと
しかし、オープンソース運動は、基本的には知的財産権
保護強化とは正反対の方向にある。
何が正反対なのかわからないので
反論のしようがない。
ここからメモ-----------------------------------------
- 使われないソフトウェアには価値(勝ち)がない。
- 知的財産権保護の目的とは? 利益を得ること。
- 特許は気に入らない相手には実施権を許諾しないことができる。
- 政策の目的は公共の福祉。
- オープンソースの目的は?
- ユーザーの利益。開発者の利益。中間者の利益。
ここまでメモ------------------------------------------
例えば、現在、地方自治体のシステム調達において、オー
プンソースの採用がある種のブームになっている。こう
した状況の一例として、現在、総務省が進めている共同
アウトソーシング政策が掲げられる。(日経BizTech
Specialより:
http://premium.nikkeibp.co.jp/biz/e-gov/sp030131b1.shtml
)
日経の記事を読んだ限り、これはオープンソースではない。
いわゆる“オープンソース”的な手法で、システム開発
の効率や質を上げていこうというわけだ。
というように"オープンソース的"といってはいるがオー
プンソースとは言っていない。
- オープンソースでないものをオープンソースと呼ぶのはおかしい。
- オープンソースの変質を悪意をもって狙っている
- オープンソースが商標であることも知らない。
- そもそもオープンソースに関心がない。
- 消防署のほうから来たといってだます手口にひっかっ
たふりをして誤解を広めようとしている。
ある自治体が、情報システムの全面的再構築を行うた
めの基本設計の入札を行った。入札公告文書に「オープ
ンソース開発への配慮を記すること」と書いてあったが、
その趣旨が不明であるため、「これは、例えば、OSに
Linuxを使うとか、既存のオープンソース・ソフトウェ
アを使用しろと言うことですか。それとも、出来上がっ
たアプリケーションのソースをオープンにしろというこ
とですか。」と質問文書を提出したら「入札公告文書に
書いてあるとおりです。」との回答が帰ってきた!!!
これでは、開発者側としては、リスクが大きすぎて、
とても踏み込めるものではなく、結局、応札は断念した。
「あなたはオープンソース開発にどのような配慮をして
いますか」という問いであってそれが納品物のソフトウェ
アをオープンというにしろとかlinuxを使えという仕様
に化けるわけではない。応札するものが自分の立場を明
らかにすればよい話ではなかろうか。リスクがあるなら
それを避けるように仕様を書くのもソフト開発の上の当
然のテクニック。
その価値を決めるのは市場であり、ユーザー
(アプリケーション開発者もOSやミドルウェアを選択す
る際は、ユーザーである)である。担当者が変われば、
方針が変わるような政策で企業の運命をもてあそばれて
は堪らないというのが率直な思いなのだが、いかがなも
のであろうか。
政策決定者はユーザーではないのか? わがままなユー
ザの要求には答えられないのか。納税者として方針のゆ
れによって無駄があるという主張ならわかるが。
中央と地方を含めた政府全体を見渡すと、RIETIでの議
論の遙か手前で政策の迷走が生じているように思われ、
高尚なオープンソース政策議論も結構だが、先ず、こち
らをなんとかして欲しいと思うのである。
例としてあげているのが
- 共同アウトソース
- 「オープンソース開発への配慮を記すること」という条件
どれも間違った理解をしているように見える。
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