tlabの日記: 電子ボリューム設計開始 6
日記 by
tlab
サンハヤトのSSOT-DIP変換基板が届いたので部品配置を検討することにする。
基板は90x100の試作基板スルーホール
KiCadで図面を引いて部品をアサインして配置となるわけだけど、このパズルは本当に難しい。皆さんは本当にどうやって配置してるんだろうと思う。
正負電源は現行アンプを踏襲してTLE2426でレールスプリッタで行う。今回はCPUが必要になりSTM32F401を使用してOLEDなんかも使用するのだが、仮想グランドで駆動するとTLE2426の容量オーバすることに気づいた。
センタータップ付きのトランス、DCDCコンを使用するのが定石なのだろうがフットプリントが大きくなる。使用するケースは変更したくない。実質問題になるのはボリューム制御に使用する3線制御部分だけなので、ここをフォトカプラで絶縁することにした。MUSES72320のロジック電源なんかはたかが知れてるわけでTLE2426でも大丈夫だろう。CPU向けは0-24Vの電源から取る。MUSES72320から見ると-12Vと-7Vとなる。
ただでさえ狭いと思った基板範囲にDIP4pin x3が追加されて悩ましいところ。
この回路が成功したら専用基板を起してSMT品で実装してみたいと思う。STM32とMUSESが大部分をつかってるので十分可能だと思う。
最近のオーディオには詳しくないので間違っていたらすいません。 (スコア:1)
直流を通す必要の無い音声信号なら、単電源の部分と正負両方の振幅が必要な部分の分離(というかバイアス電圧が異なる部分の接続)はコンデンサ一個というのが昔の普通の回路だったと思います。
Re:最近のオーディオには詳しくないので間違っていたらすいません。 (スコア:1)
音声ラインではなく、アナログ部とデジタル部のグランド電位が同じために悩んでいます。このICはアナログ部に正負電源を要求するのですが、-12Vを生成するのではなく、24V電源の中間電圧を仮想GND電位を設定し、0=12=24Vを-12=GND=12Vの正負のようにしています。
デジタル部の電源はアナログのGND電位と同じ電位をD-GNDとして、そこから+5Vを加えて動作します。仮想GND生成するのに使用しているTLE2426は+/-20mAの出力のみでのため、仮想GNDを基準に+5Vを生成するとマイコンの消費電流により仮想GNDが変動する可能性があります。
仮想GNDの電位が変動するとアナログ部の電位にも影響するかと考えているわけです。その為、マイコンは電源の0Vを基準にして動作させ、制御信号だけを仮想GND=仮想GND+5にレベル変換して使用しようといます。
単電源で動作する電子ボリュームを使用すればオーディオラインにコンデンサを挿入するだけでOKなんですけどね。「僕の考えた最強」のオーディオを作るにはMUSESシリーズを使用したかったので。
Re:最近のオーディオには詳しくないので間違っていたらすいません。 (スコア:1)
理想に忠実にと何か企んでいるような気がしていましたが、やはり普通のものは狙っていない訳ですね、楽しそうです。
Re:最近のオーディオには詳しくないので間違っていたらすいません。 (スコア:1)
作例も無いので試行錯誤でやって行くことになるかと。仕事じゃないしプロセスも楽しみたいと思います。
電源のデジアナ分離 (スコア:1)
以前、リモコン電子ボリュームを作った [srad.jp]ことがありますが、ノイズ対策が結構手間でした。
一枚の基板上の大雑把なレイアウトでデジアナ分離し、電源ICから別にしてたんですが、デジタル側でLEDをダイナミック点灯させるとアナログ側の音声にハムノイズが入りまくり。
結局ノイズの元は電源からの回り込み。元電源からの配線が貧弱すぎたのか、デジタル側の消費電力変化でアナログ側ごと全体の電源電圧が上下してました。
配線を太くしたりもしたけど、最終的にはごつい電解コンデンサでお茶をにごしたかな。
ってことで、電源周りにもお気をおつけください。
Re:電源のデジアナ分離 (スコア:1)
現状のアンプはATtiny13で電源ONミュートと出力切替の2つのリレーを制御していますが、ノイズに関しては問題ありません。ただ、今度はSTM32F401+OLED表示にして、VU表示、スペアナ表示もやるつもりです。電源容量に気を取られていましたが、ノイズ対策も十分に考慮する必要がありますね。
ご助言ありがとうございました。