torlyの日記： okiteta眠いsenni

家族内外の性的虐待
　2009年の記事。ポルトガルの研究。性的虐待を受けた疑いのある18歳以下の被害者764人が対象。実に認知された性犯罪の67%にあたるらしい。そのうち34.9%が家庭内(IF)の性暴力であり、家庭外(EF)とは統計的に有意な差がある。被害者は幼く、加害者と近しく、加害者の再犯率が高く、少ない身体的侵害の性的習慣があり(?)、身体的虐待は少ないが情緒的虐待は多い。虐待から法的試験までの時間が長く、必然的に外傷も診察で得られる物証も減る(というか大半のケースで存在していない)。IF虐待の影響の重さに関連する特徴として、被害者の幼さ、加害者との近さ、情緒的虐待の多さなどといった要素がみられた。改めて性暴力と家庭内暴力の見えづらさが浮き彫りになったってやつか。