torlyの日記： junnemukesennii

一般人口サンプルにおける児童期の身体・性的虐待の頻度と心理的後遺症
　2003年の記事。合衆国の地理的に層化された男女1442人のサンプルを対象とした調査。Traumatic Events Survey(TES)、Trauma Symptom Inventory(TSI)の質問紙を郵送で送って回答してもらう。うち935人(64.8%)が調査を完了したとみなされた。男性66人(14.2%)と女性152人(32.3%)が児童期に性的虐待を受けたとみなされ、男性103人(22.2%)と女性92人(19.5%)が身体的虐待の基準を満たす経験をしていると回答した。虐待経験者の21%が両方を経験しており、いずれも成人後のさらなる被害体験と関連している。人口学的要素を調整してもなお、成人後の個人間の暴力、その他の児童虐待、児童期の性的虐待はTSIの全10尺度と関連しており、身体的虐待も性的問題に関する者を除いたTSIの全尺度と関連していた。児童期の性的虐待は身体的虐待や成人後の個人間の被害よりも症状のばらつきをよく予想した。虐待の様々な要素がTSIのスコアを予測した。しかしながら、加害者の性別はあんまり関係していない。