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独占: ロバート・F・ケネディjr、トランプ政権のワクチン委員会について語る
　はい、2017年の記事。文脈の分からない方向けに言うと、ケネディ氏は有名なワクチン批判者らしい。そんな人物が新政権の「ワクチンの安全性と科学の公正性」についての委員長に任命されたっていうからさあ大変(スポークスパーソン曰く、まだ予定は未定らしいが)。
　このFAQはトランプとのミーティングの後、空港のラウンジの電話を通じて行われたものらしい。ミーティングはトランプ側から持ちかけられた者で、そこで「数人の友人から話を聞いた、どれも『完全に健康な子供が2歳児検診で接種を受け、発熱の後障害を負った｣という話」と聞かされたとある。
　トランプ政権のちょっとした謎、というかぼちぼち記事を読んでいると浮かんでくる疑問として「白人至上主義者・反ユダヤ陰謀論者への所謂犬笛言葉の使用がどこまで支持率に繋がったのかは定かでないものの、これらの振る舞いは何らかのアドバイザーがいてやってたものか? 自己流の戦略か? それともトランプ氏本人の価値観なのか?」というのがあるが、これは…ううむ…
　まあクリントン有利の下馬評を覆す程度にネオナチやKKK崩れがいると想像するとなかなかぞっとしないが、そこまで過激じゃないけど素朴に失礼な偏見やよくある非科学的信念、あるいは単に生意気な女が嫌いという感情を抱いてる白人の中高年というのは多い(多かった)し、自然にトランプ氏もその一員とみなせるだろう。それらの世代の後に生まれてそういうベビーブーマーを馬鹿にしつつ、しかし自覚なく彼らと似たり寄ったりの価値観を引き継いでる者も多いというだけのことなのかなあとも思う。そして多分これは米国だけの病巣ではない。