torlyの日記： 寒さは去ったか繊維

業界に激震、再現可能ながん研究は5件に2つしかない
　おそらく誰もがうっすらと感じていたことなので、ショックというよりは自分の(あるいは今から自分の研究の根拠にしようとしている)成果が否定されないかに戦々恐々としていると言った方が正確なのでは。
　単にモラルのない研究者や企業・政府からの圧力があるというより、どうしても患者とがんという生き物ありきの研究であるためにコントロールしがたいバラツキが出がちというアレもあるな…と思いながら読んでたけど「技術的問題」がヤバさとしては最大なんじゃないかという気がする。技術がオープンじゃないとかそれ以前に、本当にこれ本職だったらこれだけの情報で再現できんの? みたいなふわっとした論文がマジであるので…最初に成功した人物は過去の自分の共同研究をネタにしたと読んで、さもありなんという感情しかない。