tristanの日記: フルトヴェングラー「音と言葉」
日記 by
tristan
20世紀を代表する大指揮者であるフルトヴェングラーが書いた
「音と言葉」という本を読んでいる。
あと少しで読み終わるが、大変感動している。
今まで、クラシック音楽に関する様々な本を読みながら
一貫して疑問に思っていたことが、ここで見事に解決されているではないか!
作曲家の価値論をはじめ、さまざまな評論は
僕が過酷な音楽鑑賞を通して固めたものと、ほぼ完全に合致しており、
そして、さらに理解を押し進めた先にいる。
いままで、このように適確にそれぞれの作曲家の価値を
表現しきれていると感じられたものを読んだことが無かった。
他のいわゆる音楽評論家とか学者とか趣味の素人の言葉と
フルトヴェングラーのそれを比較するのは酷であろうが、しかし、
フルトヴェングラーの意見のみ、完全に納得できることにはやはり驚きを隠せない。
他の指揮者や演奏家も、同じように深く正確な理解をしているのであろうか?
僕でさえ分かることなのだから、当然多くの音楽家は分かっているはずだ。
そう考えると、出版物というものの価値に疑問符がつく。
本当に大事なことを知っている人は忙しくて、
滅多に本に書かれないということなのだろうか。
フルトヴェングラーはよくぞ残してくれた、と思う。
彼は1954年に没したが、内容は古さをほとんど感じないのだ。
今のところ、さしたる弱点は見つかっていない。
考察の内容の素晴らしさについては、またきちんとまとめたいと思う。
その考察方法はコンピュータ関連の批評への応用も可能であると思う。
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