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670016 journal

tristanの日記: 時計の発明は人を幸せにしたのだろうか?

日記 by tristan

「なるほど、人間は、これまでに労働を楽にし、同時に人工物の世界を打ち立てるという二重の目的のために、常に道具を考案してきた。しかし、近代テクノロジーの起源は、このような道具の進化にあるのではない。むしろその起源は、もっぱら無用の知識を求めるという完全に非実践的な探求にあるのである。」

ハンナ・アーレント「人間の条件」より

僕にとってはすごく示唆的な言葉である。
話題の「トリビアの泉」を思い出したりもしたが。

長い間、技術が<役に立つ>かにこだわってきたのだが、
技術に関しては、実践的であることにこだわりすぎると、
本質を見誤ってしまうのだと考えを改めた。
世界の様相を変えてしまほどの新しい技術であっても、
発明者にとっては、そのことは偶然にすぎない。
アーレントは、ここで、時計を例にあげている。

道楽的といえる知的好奇心で生み出されたものが、
とてつもない事件になりうるのは、
技術とか数学の世界の特徴ではないか。

<役に立つ>ということにこだわりすぎるのは、間違いなのだ。
創造性を著しく限定してしまう。

しかし、原爆に端的に象徴される、世界への影響を考えずに
技術開発に没頭してしまう科学者は、問題がある。

時計の発明は人を幸せにしたのだろうか?
難しい問題である。

どう考えればよいものか。。。

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